2019年12月26日木曜日

次回29日・降誕節第1主日礼拝のご案内。

次週12月29日(日)10時半から、降誕節第1主日の礼拝が行われます。

長野教会・松本教会では野口和音牧師の説教
「希望がなくては生きられない」

と題して、
長野教会では聖餐礼拝、松本教会では通信礼拝として守られます。
どうぞご自由にご参加ください。
お待ちしております。
牧師は長野教会におります。

† † †

占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ去り、ヘロデが死ぬまでそこにいた。それは、「わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した」と、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。さて、ヘロデは占星術の学者たちにだまされたと知って、大いに怒った。そして、人を送り、学者たちに確かめておいた時期に基づいて、ベツレヘムとその周辺一帯にいた二歳以下の男の子を、一人残らず殺させた。こうして、預言者エレミヤを通して言われていたことが実現した。「ラマで声が聞こえた。激しく嘆き悲しむ声だ。ラケルは子供たちのことで泣き、/慰めてもらおうともしない、/子供たちがもういないから。」ヘロデが死ぬと、主の天使がエジプトにいるヨセフに夢で現れて、言った。「起きて、子供とその母親を連れ、イスラエルの地に行きなさい。この子の命をねらっていた者どもは、死んでしまった。」そこで、ヨセフは起きて、幼子とその母を連れて、イスラエルの地へ帰って来た。しかし、アルケラオが父ヘロデの跡を継いでユダヤを支配していると聞き、そこに行くことを恐れた。ところが、夢でお告げがあったので、ガリラヤ地方に引きこもり、ナザレという町に行って住んだ。「彼はナザレの人と呼ばれる」と、預言者たちを通して言われていたことが実現するためであった。

──マタイ福音書2章13-23節

2019年12月25日水曜日

待降節第4/クリスマス主日礼拝・クリスマスイヴ礼拝。

22日は待降節第4/クリスマス主日でした。
長野教会に野口牧師、松本教会に清重尚弘牧師をお迎えしての主日となりました。



長野教会には昨年に続いて今年もコンサートをしてくださった声楽会「環サロン」の皆様も礼拝から来てくださり、にぎやかなクリスマスとなりました。
礼拝の奏楽も声楽会の方が担当して下さり、久しぶりに長野教会のオルガンの音にあわせた恵み深い礼拝となりました。
祝会の中では「きよしこの夜」についての讃美歌ものがたりをすると共に、ヴァイオリンの伴奏で皆できよしこの夜を讃美する時も持たれました。

† † †

松本教会では清重尚弘牧師をお招きしてのクリスマス主日となりました。
礼拝では聖餐時に武村協牧師もご奉仕いただきました。感謝です。




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24日18時より、クリスマスイヴ礼拝が行われました。
長野教会では鷲見達也牧師により、松本教会では野口牧師により守られました。
席上献金は、長野教会では台風19号により被災した長野県の方々の支援のために、松本教会ではプロジェクト3・11の働きのために捧げられました。


松本教会ではイヴ礼拝の中で、堅信式を受けられた方がおられました。
キャンドルの光に包まれながら、皆と共に信仰告白を唱えることができました。
信仰を堅く保ち、教会生活を過ごせますように祈っています。


2019年12月19日木曜日

クリスマス礼拝・クリスマスイヴ礼拝のご案内

次週12月22日(日)10時半から、待降節第4主日・クリスマス礼拝が行われます。

長野教会では野口和音牧師の説教
「踏み込む愛」

松本教会では清重尚弘牧師の説教
「聖母マリアの喜び」

と題して、聖餐礼拝として守られます。
どうぞご自由にご参加ください。
礼拝後はクリスマス祝会があります。
お待ちしております。
野口牧師は長野教会におります。

また、24日(火)18時からは、クリスマス・イヴ・キャンドルサービスが行われます。

長野教会では鷲見達也牧師による説教
「救い主が来たりたもう」

松本教会では野口和音牧師による説教
「あなたのためのクリスマス」

と題して行われます。
礼拝後はティータイムもあります。
よろしければお残りください。
野口牧師は松本教会におります。

† † †

イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れ、男の子が生まれるまでマリアと関係することはなかった。そして、その子をイエスと名付けた。

──マタイ福音書1章18-25節

2019年12月18日水曜日

こどもクリスマス・待降節第3主日礼拝・しいのみ学園クリスマス会

14日(土)は松本教会にてこどもクリスマスが行われました!
牧師によるクリスマスのお話のあと、キャンドルのクラフトを教えていただきながらみんなで作りました。


クリスマスにちなんだ読み聞かせを聞いたあとは、おやつ作りです!
教会員手作りクレープ生地に、それぞれ好きな具材を思いっきり乗せて作りました。




次はイースターの時期に「こどもイースター」があります。
是非また来てくださいね。

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翌日15日(日)は待降節第3主日礼拝でした。
長野教会は信徒礼拝として、松本教会は聖餐礼拝として守られました。
苦難の中にあってなお、そこに寄り添っておられる慰めの主をおぼえました。
また初めての方も来られて、礼拝後のお茶の時間も盛り上がりました。

† † †

17日はしいのみ学園のクリスマス会でした。
教派を越えたキリスト教会の集まり、MCC(松本キリスト教協議会)から毎年伺っていますが、今年はルーテル教会がその役目を担いました。



クリスマスのお話と讃美歌、クリスマスの歌を皆で楽しい時を過ごしました。
先生方のひげダンスや、お母様方のラーメン体操に笑顔が溢れました。
しいのみ学園の方々に、神様からの喜びと守りがありますように。


=クリスマス礼拝のお知らせ!=



・22日(日)10時30分~
松本教会・長野教会ではクリスマス礼拝を行います!
クリスマスのお話をどうぞ聞きに来てください。
礼拝後はクリスマスランチ・祝会もあります。こちらにもどうぞお残りください。

・24日(火)18時~
松本教会・長野教会でクリスマスイヴ・キャンドルサービスが行われます!
ろうそくの美しいともしびの中で、本当のクリスマスを過ごしてみませんか?



2019年12月12日木曜日

今週のみことば~主日説教要旨~

そのころ、洗礼者ヨハネが現れて、ユダヤの荒れ野で宣べ伝え、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言った。これは預言者イザヤによってこう言われている人である。「荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、/その道筋をまっすぐにせよ。』」ヨハネは、らくだの毛衣を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べ物としていた。そこで、エルサレムとユダヤ全土から、また、ヨルダン川沿いの地方一帯から、人々がヨハネのもとに来て、罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼を受けた。ヨハネは、ファリサイ派やサドカイ派の人々が大勢、洗礼を受けに来たのを見て、こう言った。「蝮の子らよ、差し迫った神の怒りを免れると、だれが教えたのか。悔い改めにふさわしい実を結べ。『我々の父はアブラハムだ』などと思ってもみるな。言っておくが、神はこんな石からでも、アブラハムの子たちを造り出すことがおできになる。斧は既に木の根元に置かれている。良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。わたしは、悔い改めに導くために、あなたたちに水で洗礼を授けているが、わたしの後から来る方は、わたしよりも優れておられる。わたしは、その履物をお脱がせする値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。そして、手に箕を持って、脱穀場を隅々まできれいにし、麦を集めて倉に入れ、殻を消えることのない火で焼き払われる。」


──マタイ福音書3章1-12節

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1.「悔い改めよ」と彼は叫んだ

粗末な格好と粗末な生活をし、人々から離れた荒れ野に住んでいたヨハネが「悔い改めよ」というメッセージを語ったことが、なぜエルサレム全土から人々が集まるほどの注目を浴びたのでしょうか。
それは、そのようなヨハネの生き方や言葉こそが、心のどこかで人々が求めていたものであったからだと思います。

2.誰かに言ってほしかった

人々は「悔い改めに導く洗礼」を受けにヨハネの元へとやってきています。
共にやってきたファリサイ派の人々は律法を守ることを第一に考えるあまりに、律法を守れない人を日常的に差別していました。
また、サドカイ派の人々は神殿で働くエリートとして権力に貪欲でした。
彼らの間で生きていた多くの人々もまた、裁かれない程度に律法を守り、差別にさらされている人々を見て見ぬふりをしていたのかもしれません。
律法を守ることが神様に正しく生きることだとはわかっているが、ファリサイ派の人々のように差別的にはなりたくない。かといって、差別にさらされている人々を助けるほどに自分は裕福でも余裕があるわけでもない。
でも、このままでいいんだろうか……。
そのようなモヤモヤとした人々の思いを大きく揺さぶったのが、まさにヨハネの言葉であったのです。
「今こそ救い主がやってきて、あなたを天国に連れていくときが近づいているのだ。だから、その救いにふさわしい生き方をしなさい」というヨハネの言葉は、そのような人々を悔い改めへと導く鋭い呼びかけとなっていったのです。

3.全ての方向に神様を見る

もし私たちが親しい人の中から、今日はこの人と過ごそう、と向く方向を選ぶように、今日は神様の方を向いて祈る時間を作ろう、と日常から離れることを悔い改めと呼んでいるのなら、私たちは一生悔い改めにふさわしい実をつけることはできないのだと思います。
日常と神様の間で、悔い改める前の人々のように右往左往してしまうことになるからです。
しかし神様は私たちに、日常の関わりを投げ捨てて私のことだけを考えなさい、と言われたわけではありません。
むしろ神様は、イエス・キリストという一人の人間としてこの世に来られ、差別の中にあって奪われていた人と人との関わりを回復されたからです。
だからこそヨハネが語った「悔い改めにふさわしい実」とは、全ての人々との関わりの中に、神様との関わりを見出して生きることであるのです。

4.キリストなら

それは、誰かの言葉や行為を通して、キリストが私たちに何を語ろうとしておられるのかを聞き取っていくこと。誰かと関わるとき、キリストならどのように関わっていかれただろうかといつも思い起こすことです。
先週の箇所の中でキリストが「目を覚ましていなさい(24:42)」と言われたように、神様の働きを見通す信仰の目を、いつでも開いてまいりたいのです。
私たちの目には見えずとも、神様は私たちのすべての関わりのうちに生きて働いておられます。それはこの世に人としてお生まれになり、今なお生きておられるイエス・キリストの姿にあらわされているのです。
そのキリストがこの世に来られるクリスマスに向けて、私たちも信仰の目を開く悔い改めの時を過ごしてまいりたいと思います。

次回15日・待降節第3主日礼拝のご案内

次週12月15日(日)10時半から、待降節第3主日の礼拝が行われます。

長野教会・松本教会では野口和音牧師の説教
「つまづきさえも救いのうち」

と題して、
長野教会では信徒礼拝、松本教会では聖餐礼拝として守られます。
どうぞご自由にご参加ください。
お待ちしております。
牧師は松本教会におります。

† † †

ヨハネは牢の中で、キリストのなさったことを聞いた。そこで、自分の弟子たちを送って、尋ねさせた。「来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか。」イエスはお答えになった。「行って、見聞きしていることをヨハネに伝えなさい。目の見えない人は見え、足の不自由な人は歩き、重い皮膚病を患っている人は清くなり、耳の聞こえない人は聞こえ、死者は生き返り、貧しい人は福音を告げ知らされている。わたしにつまずかない人は幸いである。」
ヨハネの弟子たちが帰ると、イエスは群衆にヨハネについて話し始められた。「あなたがたは、何を見に荒れ野へ行ったのか。風にそよぐ葦か。では、何を見に行ったのか。しなやかな服を着た人か。しなやかな服を着た人なら王宮にいる。では、何を見に行ったのか。預言者か。そうだ。言っておく。預言者以上の者である。『見よ、わたしはあなたより先に使者を遣わし、/あなたの前に道を準備させよう』/と書いてあるのは、この人のことだ。はっきり言っておく。およそ女から生まれた者のうち、洗礼者ヨハネより偉大な者は現れなかった。しかし、天の国で最も小さな者でも、彼よりは偉大である。

──マタイ福音書11章2-11節

2019年12月9日月曜日

待降節第2主日礼拝。

8日(日)は待降節第2主日礼拝でした。
長野教会では主日礼拝として守られました。


洗礼者ヨハネの言葉から、「悔い改め」とは関わるすべての人々の向こう側に神様の働きを見るということを分かち合いました。

松本教会では通信礼拝として守られました。
聖壇壁にSkype経由で長野教会の聖壇と司式が映し出されています。


クリスマスを待ち望むアドベントの季節です。
この1週1週が、お生まれになったキリストに心を向ける日々となりますように。


=クリスマス礼拝・イベントのお知らせ!=


今週14日(土)13時~
松本教会にて「こどもクリスマス」が行われます。
キャンドルサービスやクリスマスのお話、クラフトやクレープづくりなどをします!
三歳以上はひとり300円。
申込予約は明後日11日(水)までです!

・22日(日)10時30分~
松本教会・長野教会ではクリスマス礼拝を行います!
クリスマスのお話をどうぞ聞きに来てください。
礼拝後はクリスマスランチ・祝会もあります。こちらにもどうぞお残りください。

・24日(火)18時~
松本教会・長野教会でクリスマスイヴ・キャンドルサービスが行われます!
ろうそくの美しいともしびの中で、本当のクリスマスを過ごしてみませんか?


アドベント・バザー2019

6・7日は松本教会にてアドベント・バザーが開かれました。



今年は13時~16時の午後開催。
ケーキセットのティースペースと、各種ワークショップで賑わいました。
「アクセサリー作り」では、折り鶴やクリスマスツリーをコーティングしたものを、イヤリングなどにしていました。
ミニミニサイズの折り鶴やツリーはヒンメリの中に飾っても素敵でした。


例年人気の「リース作り」。
たくさんの方がそれぞれ個性の光るクリスマスリースを作っていました。
子どもたちは松ぼっくりにデコレーションする「松ぼっくり飾り」を夢中で作っていました。


2日目・7日にはワークショップに「消しゴムはんこ」が加わりました。
年賀状に仕えるかわいいねずみのハンコ販売にあわせて、夢中でハンコを作っている姿が見られました。


販売スペースにもクリスマスならではの品々が並びました。
また、手作りのクッキーやシフォンケーキなどはあっという間になくなる勢いでした。
ありがとうございました。

ステンドグラスも販売していました

クリスマスリースやクリスマスグッズ販売

冬にかかせないホットなグッズ販売

また来年もぜひお越しください。


=クリスマス礼拝・イベントのお知らせ!=


今週14日(土)13時~
松本教会にて「こどもクリスマス」が行われます。
キャンドルサービスやクリスマスのお話、クラフトやクレープづくりなどをします!
三歳以上はひとり300円。
申込予約は明後日11日(水)までです!

・22日(日)10時30分~
松本教会・長野教会ではクリスマス礼拝を行います!
クリスマスのお話をどうぞ聞きに来てください。
礼拝後はクリスマスランチ・祝会もあります。こちらにもどうぞお残りください。

・24日(火)18時~
松本教会・長野教会でクリスマスイヴ・キャンドルサービスが行われます!
ろうそくの美しいともしびの中で、本当のクリスマスを過ごしてみませんか?


2019年12月6日金曜日

次回8日・待降節第2主日礼拝のご案内。

次週12月8日(日)10時半から、待降節第2主日の礼拝が行われます。

長野教会・松本教会では野口和音牧師の説教
「神様がいる方向」

と題して、
長野教会では主日礼拝、松本教会では通信礼拝として守られます。
どうぞご自由にご参加ください。
お待ちしております。
牧師は長野教会におります。

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そのころ、洗礼者ヨハネが現れて、ユダヤの荒れ野で宣べ伝え、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言った。これは預言者イザヤによってこう言われている人である。「荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、/その道筋をまっすぐにせよ。』」ヨハネは、らくだの毛衣を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べ物としていた。そこで、エルサレムとユダヤ全土から、また、ヨルダン川沿いの地方一帯から、人々がヨハネのもとに来て、罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼を受けた。ヨハネは、ファリサイ派やサドカイ派の人々が大勢、洗礼を受けに来たのを見て、こう言った。「蝮の子らよ、差し迫った神の怒りを免れると、だれが教えたのか。悔い改めにふさわしい実を結べ。『我々の父はアブラハムだ』などと思ってもみるな。言っておくが、神はこんな石からでも、アブラハムの子たちを造り出すことがおできになる。斧は既に木の根元に置かれている。良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。わたしは、悔い改めに導くために、あなたたちに水で洗礼を授けているが、わたしの後から来る方は、わたしよりも優れておられる。わたしは、その履物をお脱がせする値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。そして、手に箕を持って、脱穀場を隅々まできれいにし、麦を集めて倉に入れ、殻を消えることのない火で焼き払われる。」

──マタイ福音書3章1-12節

2019年12月5日木曜日

今週のみことば~主日説教要旨~

「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。ただ、父だけがご存じである。人の子が来るのは、ノアの時と同じだからである。洪水になる前は、ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていた。そして、洪水が襲って来て一人残らずさらうまで、何も気がつかなかった。人の子が来る場合も、このようである。そのとき、畑に二人の男がいれば、一人は連れて行かれ、もう一人は残される。二人の女が臼をひいていれば、一人は連れて行かれ、もう一人は残される。だから、目を覚ましていなさい。いつの日、自分の主が帰って来られるのか、あなたがたには分からないからである。このことをわきまえていなさい。家の主人は、泥棒が夜のいつごろやって来るかを知っていたら、目を覚ましていて、みすみす自分の家に押し入らせはしないだろう。だから、あなたがたも用意していなさい。人の子は思いがけない時に来るからである。」

──マタイ福音書24章36-44節

† † †

1.アドベント=到来

教会の暦では今週から「待降節/アドベント」と呼ばれる季節になりました。
なぜ、クリスマスを待ち望むこの季節の初めに、世界の終わり──終末についての箇所が読まれることになっているのでしょうか。
終末という言葉からは、ハルマゲドンのような戦いや、最後の審判をイメージするかもしれません。しかし終末の最後に何が起こるのかということを一言でいうなら、それは「救い」なのです。
キリストは、主を信じる者は必ず救われる、と約束してくださったからです。
そして約2000年前、そのイエス・キリストという「救い」がこの世にお生まれになったという出来事が、クリスマスなのです。
この二つの「救い」を待ち望む季節こそ、アドベントという季節であるのです。

2.信仰の目を開く

とはいえ、今日の箇所を読むと手放しでは喜べないようなことばかりが語られています。
全く同じ仕事をしているように見える二人組の男女のうち、片方しか救われないと言われるからです。また、その救いはいつやってくるのか誰も知らないというのです。
このことは、私たちの何か具体的な行為が救われる理由とならないことを示しているのです。また、救いを手に入れるために直前で準備をすることはやめなさいという勧めでもあります。
だからキリストは今「目を覚ましていなさい」と私たちに語り掛けられます。
それは、私たち自身と神様にしかわからない、「信仰の目」を開いていなさいという勧めなのです。

3.罪から救いへ

キリストは愛をもって関わりあうことを掟として守るように弟子たちに語られました。それゆえ、私たちの信仰からくる行いは尊ばれるべきです。
しかし私たちの中にはぬぐい切れぬ罪があるのです。
罪のゆえに、私たちの行いは時に打算的になったり、心から善き行いに向かってはいけないときがあります。優しい顔の裏側で、誰にも言えないどろどろとした思いを抱えることがあるからです。
だからこそ私たちの罪をそのままに受け止めてくださる救い主が必要でした。
その救いを全身全霊をもって私たちに手渡すために、イエス・キリストはこの世に来られたのです。

4.あなたに救いを語ろう

聖書にはキリストに出会い、信仰の目を開かれていった人々で溢れています。
あなたは救われていると力強く語られた人々がいました。
私を信じて救われなさいと厳しい言葉を投げかけられた人々がいました。
そしてキリストは、来るべき終末に向けて歩む私たちにも語っておられるのです。

いつの日か、わたしは必ず、あなたも救いにいく。その時のために、わたしはたくさんの人々に出会い、たくさんの人々に救いを語ってきた。
次はあなたに、救いを語ろう。
だから聖書に記されたたくさんの人々を通して、あなたもわたしと出会ってほしい。一日一日の中で、わたしと出会い続けて欲しいのだと、語ってくださっているのだと思います。

5.救い主が来る

今日の箇所は一人も滅びることのないようにと願って語られる、神様からの愛に満ちた呼びかけなのだと思います。
キリストは、あなたのために語り、あなたのために罪を赦し、あなたを救うためにお生まれになりました。
それが、クリスマスの出来事です。
そしてキリストは再び、私たちを救うために、やってきます。
その時を待ち望みながら、私たちは一日一日を終える時、「目を覚ましていなさい」というキリストの言葉を思い起こしたいと思います。
日々の中でキリストに出会い続けること──信仰の目を開き続ける歩みを、このアドベントの季節と共に始めてまいりたいと思います。

2019年12月3日火曜日

長野教会クリスマス礼拝のご案内

長野教会・12月のクリスマス礼拝のお知らせです。


─クリスマスには、教会へ─

★クリスマス礼拝★
12月22日 10時30分~12時
礼拝後クリスマス祝会があります!

★クリスマスイヴ礼拝★
12月24日 18時~19時
礼拝後ティータイムがあります。
クリスマスケーキもありますよ!

どうぞどなたでもお越しください。
お待ちしています。

==お問い合わせ==
日本福音ルーテル長野教会
(上松4-29-7 ℡026-241-4006)

†会場の長野教会はこちら†
長野駅からアルピコ交通で「湯谷南」下車、徒歩2分です。


2019年12月2日月曜日

待降節第1主日礼拝。20191201

12月1日は待降節第1礼拝でした。
長野教会では信徒礼拝として、松本教会では聖餐礼拝として守られました。


待降節に入り、典礼布も紫色になりました。
今週から聖書日課が新しくなり、「改定聖書日課(RCL)」を導入しました。
み言葉からは、クリスマスと再臨のキリストという二つの到来を待ち望む季節として、アドベントを歩みだしました。

お昼は皆様とカレーを美味しくいただきました。




今週末は6日(金)・7日(土)の2日間で、松本教会ではアドベントバザーが行われます。是非お越しください。


† † †

キリストを待ち望む季節の中で
救い主に心を向けつつ
助けを必要としている人々の平安のために
共に祈りましょう