2023年12月3日日曜日

待降節第1主日礼拝。

本日12月3日は待降節第1主日の礼拝でした。

松本教会は聖餐礼拝として、
長野教会は信徒礼拝として
両教会10時半より守られました。

松本教会では2日にアドベントバザーが行われました。
例年のリース作りや今年はミニランチなどを提供し、賑わいました。
また、アドベントを感じていただく試みとして、クリスマスツリーを来場者の方にも飾っていただく体験もいたしました。
楽しんでいただいたみたいで何よりです。

外から松本教会のクリスマスツリーの
イルミネーションが見れます



*今週の祈り*

救いの主なる神様。
あなたは私たちのもとへ、イエス・キリストを遣わしてくださいました。
それは、あなたの御心が私たちに解き明かされ、あなたの救いの約束が確かに私たちに届けられるようにと願ってのことでした。
あなたのみ言葉は天地が滅びても決して滅びないほどに永遠であり、揺らぐことがありません。
み言葉は必ず実現すると約束してくださったキリストの言葉を信じ、委ね、私たちの信仰の支えとしてください。
私たちの信仰はもろく、弱く、揺らぎやすいものです。
だからこそあなたのみ言葉を私たちの中心に据え、あなたにいつも心を向け続ける、そのような信仰の歩みに立たせてください。
クリスマスを待ち望む待降節が始まりました。
あなたがこの世にお生まれになる時、既にあなたは全ての人の救いをご計画のうちに入れておられました。
それがどれだけの痛みと悲しみを追うことになるのかを、私たちは聖書のイエス・キリストの生涯から聞いてきました。
そのうえで、御子の誕生を、感謝と喜びをもって迎えることができるように、私たちが一層み言葉に聞き、キリストがこの世に来られるクリスマスと、終末の時を、待ち望むことができますように。

主よ、あなたが立てられたこの教会を祝福してください。
毎週の礼拝をもって、あなたのみ言葉を必要とする人々を招き、悔い改めと赦しをもって信仰を与えてください。
私たち一人一人の信仰の旅路の中で、あなたが共にあって導き、あなたの揺らぐことのない救いの約束に依って立ち続けることができるように、御心に委ねる信仰を保たせてください。
終末の時、あなたが全てを裁いてくださいます。
どうか私たちが誰かを裁きたいと願ってしまう時には、あなたに裁きをお委ねし、私たちを用いて、より良い戒めの言葉をもって、互いに悔い改めの時を分かち合うことができますように。
あなたに全てを委ねます。




***


2023年11月29日水曜日

今週の黙想文(マタイ7:3)

あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、
なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。
──マタイによる福音書7章3節


† † †

キリストは「人を裁くな」と教えられます。
その理由は「あなたがたも裁かれないようにするため」というのです。
誰が正しく、誰が悪いのかということを本当に裁くことのできるのは神様だけであるからです。
人間関係の中で裁きあう心が生まれる時、お互いに自分をかえりみる必要があることをキリストは教えるのです。
「人を指さしてはいけないよ」と教えられたことがありました。
ある先生がその理由として「人に指さすと、中指、薬指、小指は自分のほうを向いているのだから、三倍になって返ってくるから」だと教えてくれました。
私たちの日常には自分の思い通りにならないことや、腹が立つことはたくさん起こります。
しかし自分のことを省みず、自分以外の人々に「あなたたちが悪い」と指をさすとき、それによって、もっとうまくいかなくなっていくのです。
うまくいかないと感じる時、他の誰かを裁き、指さす一本の指よりも、自分に向けられた三本の指によって、三倍の悔い改めへと心を向けてまいりたいものです。

(20231126週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。

2023年11月26日日曜日

聖霊降臨後最終主日礼拝。

本日11月26日は聖霊降臨後最終主日の礼拝でした。

松本教会は通信礼拝として、
長野教会は聖餐礼拝として
両教会10時半より守られました。


いよいよ教会の暦も今週で締めくくり、来週からは新しい暦になります。
教会暦の始まりはクリスマスを待ち望む待降節(アドベント)。
長野教会では来週に向けて、クリスマスツリーの準備をしました。

*今週の祈り*

私たちの主、父なる神様。
あなたは私たちを子として愛する親のように、私たち一人ひとりを見守っておられます。
あなたは罪ある私たちをあなたの力をもって縛り上げ、想いの通りに動かそうとはなさいません。
私たちに御心に従う自由を与えてくださいました。
それは、あなたが私たちに委ねられたいのちを尊重してくださっているからです。
わたしたちの目の前の世界では、あなたが形作られたいのちが、おろそかにされ、傷つけられ、無為に奪われていく、そのような現実が広がっています。
各国で起こる戦争だけでなく、人が人を支配すること、共感と寄り添いが失われることによって起こる人と人との断絶があります。
そのすべては、あなたの愛を見失っているからです。
主よ、あなたは聖書のすべてのみ言葉において、私たちへの果てしない愛を示してくださいました。
その形は私たち人間と同じく多様な形で表されています。
時には怒り、厳しい裁きの言葉もまた、キリストの口から語られています。
わたしたちもまた、愛ゆえに語られたみ言葉として、あなたの言葉を受け取っていくことができますように。
文字通り形だけ、表面だけの勧めとしてみ言葉を聞くのではなく、私たちの心を満たし、私たちを御心に適った生き方へ押し出す力として、あなたの愛と心を受け取っていくことができますように。
あなたがイエス・キリストとしてこのように来られたように、私たちが誰よりもまずあなたを最も近い存在として、かかわりあうことができますように。
主よ、あなたがこの世に与えられたいのちには、必ずあなたの愛が注がれ、この世に生きる意味をお与えになります。
どのような命であっても、あなたに望まれなければ生まれてくることはできません。
主よ、今日もわたしたちがあなたからの命を与えられたことを感謝をもって受け取り、あなたの御心と愛に生かしてください。
私たちには予想もできないあらゆる困難と、すぐには解決できない苦しみの中に立ち続けなければならない、そのような試練が与えられた時においても、あなたがキリストとして寄り添ってくださっている、その慰めのうちに私たちを支えてください。



***

*説教動画は長野・松本教会Youtubeチャンネルよりご視聴できます。*




2023年11月23日木曜日

次回26日・聖霊降臨後最終主日礼拝のご案内。

次週2023年11月26日(日)は聖霊降臨後最終主日の礼拝です。

松本教会、長野教会は
野口和音牧師の説教
「世界の終わりはハッピーエンドがいい」

と題して、
両教会10時半より、
松本教会は通信礼拝として、
長野教会は聖餐礼拝として行われます。


どうぞご自由にお越しください。

信徒の方で説教動画をご覧になりたい方は、週報記載のQRコードか、松本教会・長野教会YouTubeチャンネルをご覧ください。

† † †

「人の子は、栄光に輝いて天使たちを皆従えて来るとき、その栄光の座に着く。そして、すべての国の民がその前に集められると、羊飼いが羊と山羊を分けるように、彼らをより分け、羊を右に、山羊を左に置く。そこで、王は右側にいる人たちに言う。『さあ、わたしの父に祝福された人たち、天地創造の時からお前たちのために用意されている国を受け継ぎなさい。お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせ、のどが渇いていたときに飲ませ、旅をしていたときに宿を貸し、裸のときに着せ、病気のときに見舞い、牢にいたときに訪ねてくれたからだ。』すると、正しい人たちが王に答える。『主よ、いつわたしたちは、飢えておられるのを見て食べ物を差し上げ、のどが渇いておられるのを見て飲み物を差し上げたでしょうか。いつ、旅をしておられるのを見てお宿を貸し、裸でおられるのを見てお着せしたでしょうか。いつ、病気をなさったり、牢におられたりするのを見て、お訪ねしたでしょうか。』そこで、王は答える。『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』それから、王は左側にいる人たちにも言う。『呪われた者ども、わたしから離れ去り、悪魔とその手下のために用意してある永遠の火に入れ。お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせず、のどが渇いたときに飲ませず、旅をしていたときに宿を貸さず、裸のときに着せず、病気のとき、牢にいたときに、訪ねてくれなかったからだ。』すると、彼らも答える。『主よ、いつわたしたちは、あなたが飢えたり、渇いたり、旅をしたり、裸であったり、病気であったり、牢におられたりするのを見て、お世話をしなかったでしょうか。』そこで、王は答える。『はっきり言っておく。この最も小さい者の一人にしなかったのは、わたしにしてくれなかったことなのである。』こうして、この者どもは永遠の罰を受け、正しい人たちは永遠の命にあずかるのである。」

──マタイ福音書25章31-46節

2023年11月22日水曜日

今週の黙想文(2コリ23:13)

わたしたちは限度を越えては誇らず、
神が割り当ててくださった範囲内で…誇るのです
──コリントの信徒への手紙 二 23章13節


† † †

実際にはともかく、私たちは謙遜や謙虚が美徳と思われる国に生きています。
これは一般的にキリスト教の教えと重なる部分かもしれません。
しかし一方で、私たちは自分がやることをやった時には、それを誰かに認めてもらいたくなりますし、誇りたくなるものです。
パウロもまた自分の内に、誇りたい気持ちと、誇りたい気持ちを前面に出しすぎるとそれが傲慢に変わりかねない罪があることを知っていたのかもしれません。
そこでパウロは誇っても良い範囲を「神が割り当ててくださった範囲内で」と定めています。
「あれもこれもわたしがやったのだ」と誇るのではなく、「主がわたしにさせてくださった」と誇ることをパウロは勧めているのです。
「私が」ではなく「神様が」を主語に誇ることが大切なことで、こうすることで私たちの誇りは傲慢ではなく感謝へと向かっていくからです。

(20231119週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。