2020年6月24日水曜日

今週の黙想(出エジ31:8)

主はあなたを見放すことも、
見捨てられることもない。
恐れてはならない。
──出エジプト記31章8節

† † †

神様に示された約束の地に入る直前、モーセは人々にこのように語りました。
約束の地には先住の人々がおり、衝突は避けられません。
しかもここまで人々を率いてきたモーセはその土地に入れないのです。
だからこそ彼は力強く語るのです。
「主御自身があなたに先立って行き、主御自身があなたと共におられる。主はあなたを見放すことも、見捨てられることもない。」だから「恐れてはならない」というのです。
今、誰もが見通しのつかない未来に不安と恐れを抱いているのではないでしょうか。
恐れは私たちから心の平安を奪っていきます。
しかしイスラエルの人々がその身を持って体感したように、
そしてイエス・キリストが体現されたように、
私たちがこれから歩む道を、神様はいつも先立って行き、整えてくださっているのです。
あらゆる不安と恐れ、困難の中にあろうとも、神様は私たちを決して見捨てることなどありません。
その御言葉にこそ信頼を置く時、不安と恐れの中にあってなお、私たちは平安を取り戻すことが出来るのです。

(20200621週報記載)

……今週の黙想とは……

日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。