2021年8月4日水曜日

今週の黙想文(ネヘミヤ8:10)

主を喜び祝うことこそ、あなたたちの力の源である。
──ネヘミヤ記8章10節


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バビロン捕囚から解放され、イエスラエルの地に帰還した人々の喜びは計り知れません。
祭司エズラが律法を読み説くと、人々は感動の涙を流しています。
そこで人々はモーセの説教である申命記の言葉も聞き、悔い改めの思いに満たされたことでしょう。
今や彼らは解放されました。悔い改めが先にあったのではなく、先に与えられた解放の喜びを通して、人々は「主を愛し、心を尽くし、魂を尽くして仕える(申11:13)」ように導かれたのです。

私たちは、神様の教えに従うことで幸せになれるのではありません。
罪人であるにも関わらず神様からの救いの恵みがある、その信仰を通して喜びが与えられる時、私たちは神様の言葉に従うことへと導かれていくのです。
人間の喜びは有限ですが、神様の喜びは絶えることがありません。
隠しておきたい弱さ、誰にも話せない負い目、あらゆる悩み苦しみを抱えるありのままのあなた自身をまず「愛し、心を尽くし、魂を尽くして」救い出そうとされる神様の姿が、キリストの十字架にはあらわされているのです。

(20210801週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。