2021年9月1日水曜日

今週の黙想文(詩86:11)

主よ、あなたの道をお教えください。
──詩編86篇11節


† † †

神様は私たち一人一人のために計画を持って道を備えてくださっています。
しかし、その道の上では私たちの都合のいいことばかりが起こるわけではありません。
むしろ、神様が備えてくださっているにもかかわらずどうしてこんなことばかり起こるのだろうと嘆きたくなるような時もあるかもしれません。
様々な不幸が私たちに降りかかるとき、私たちは原因を探ります。
しかし、私たちの力ではどうしようもないことが原因であることがほとんどなのです。
すると、今度は自分自身を呪い始める人がいます。
あるいは誰かほかの人に対して、言葉であれ態度であれ攻撃的になる人もいます。
そのような時、この詩編の祈りを思い起こしたいのです。
目の前の状況が幸福であろうと不幸であろうと、そこに神様が備えてくださっている道を見いだせるように神様に相談し委ねていくこと。
「あなたの道をお教えください」という祈りは、私たちの祈りのうち最も篤い祈りの一つとなるからです。
だからこそ詩編の祈り手はこのように続けるのです。
「……わたしはあなたのまことの中を歩みます。御名を畏れ敬うことができるように、一筋の心をわたしにお与えください。(同11節)」

(20210829週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。