2020年2月5日水曜日

今週の黙想文(第1テサロニケ5章17節)

絶えず祈りなさい。
──テサロニケの信徒への手紙 一 5章17節

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祈りは魂の呼吸である、と昔から言われてきました。
私たちは仕事や日々のあらゆることに時間を取られていますが、呼吸は止まることがありません。
祈りもそれと同じです。やるべき仕事の一つとして祈りの時間を割こうとすると途端に苦しくなり、続けられなくなるのです。
「祈りの本質と性質は、思いと心を神様の方へと上げていくことにほかなりません。身体を使う仕事を行っている間にも、この霊的な祈りが絶えず行われますように。」とルターは言っています。
日々のあらゆることのなかに神様との愛なる関わりを思い起こすことも一つの祈りと言っても良いでしょう。
困っている人に手を差し伸べ、どのような人にも慈しみに満ちた言葉をかけましょう。
私たちの愛は、いかにすべての人が神様に愛されているかを知っていることの顕れでもあります。
そして私たちはその働きを顧みるとき、再び祈りに導かれていくのです。