2020年2月12日水曜日

今週の黙想文(マルコ4章27節)

種は芽を出して成長するが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。
──マルコ福音書4章27節

† † †

米の栽培について調べてみたら、初めは浸かるほどの水で育て、最後は土を乾かすくらい水の量を減らしたりするのだそうです。
稲の成長にあわせて水の量を調節する必要があると知り、驚きました。
しかもそれだけ手をかけても、最後の実りを決めるのは技術や努力ではないというのです。
キリストは神の国を麦穂にたとえられました。
私たちがどんなに努力しても、時には信仰生活の中で神様の姿が見えず、日々の中に何の恵みも見つけられないような日があります。
しかし神様は私たちのうちに育つ神の国の育て方を全てご存じです。
豊かな実りのために、時には信仰の迷いも、渇きも必要なのです。
「その穂には豊かな実ができる」と語ってくださったキリストの言葉に信頼して、祈り委ねて参りましょう。


(20200209週報記載)


……今週の黙想とは……

日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れていただく機会として用いてくだされば幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。