2020年4月5日日曜日

受難主日礼拝。20200405

本日4月5日は受難主日の礼拝でした。
長野教会では信徒礼拝として、松本教会では主日礼拝として守られました。

礼拝堂正面の軒下に咲いていました

ユダとキリストとの関わりの中から、すべての人の罪を赦すために十字架にむかっていかれたキリストを分かち合いました。

新型コロナウイルスの感染者が関東では急激に増える中、長野県においては比較的抑えられている状況が保たれています。
それでも以前よりも速いペースで新たな感染者の報道があり、教会としても注意を払いつつ礼拝を行っています。
来週はいよいよ主の復活を祝うイースター。そのための聖週間が始まります。

† † †

松本教会・長野教会では聖金曜日(受苦日)礼拝を行います。

4月10日(金)
10時~ 松本教会にて、
14時30分~ 長野教会にて
受苦日礼拝を行います

ので、ご都合がつく方はお越しください。
また、外出に不安を持たれる方は、遠慮なくご自宅にて祈りを合わせていただければ幸いです。

一日でも早い終息へと向かいますように。

**本日の福音書朗読(マタイ)**


**本日の主日説教「裏切り者すら友と呼ぶ」**



*祈り*

十字架のキリスト、私たちの贖い主なる神様。
いつ終息するかもわからない新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴い尽きることのない不安が、わたしたちを取り巻いています。私たちの現実の中に、あなたが語られた罪の姿を目の当たりにしています。
そして私たち自身もまた、時にあなたの教えを裏切り、他者への配慮に欠け、自分の思いを優先してしまうことがあります。
私たちは今日、わたしたちの罪を思い起こし、御前に告白いたします。そして思い起こすことのできない罪もまたあることをおぼえます。
この苦難の時、私たちが罪を増し加えるのではなく、あなたの十字架にこそより頼み、誰かを愛する関係へと生かしてください。
あなたへの信仰を強く保ち、それゆえに平安と愛に満たされつつ、不安の中にある人々と分かち合うことができますように。
十字架への苦難の道を歩まれたキリストのゆえに、私たちに忍耐する心を与えてください。

東教区の多くの教会が閉じられ、あなたの兄弟姉妹が集う場所が失われています。
どうか祈りを通して私たちを一つにしてください。私たちがあなたのみ言葉を聞き、賛美の声を響かせ、そして祈ることを通して一つとされていることを、そのたびに思い起こさせてください。
今なお病の苦しみの中にある人々を、癒してください。
医療崩壊と首都圏のロックダウンの可能性が高まりつつある中で、私たちの手では救うことのできない人々が出てきています。
その絶望にさいなまれ、心の叫びをあげている医療従事者がいます。
主よ、苦しみと痛み、悩みと嘆きの中にある人々にその御手をのばし、彼らを救ってください。
一日一日と移り変わる状況の中、不安に苛まれているすべての人々のために、あなたが共におられて、その心を慰めと平安に満たしてください。