2020年4月7日火曜日

牧師のヒトコト(2020年4月)

♪朝露に 輝き咲ける 野の花は さやかにたたう み神のさかえ……(讃213番)

吉田康登(やすなり)氏が作詞したこの讃美歌は、日本語のリズムである5・7・5・7・7で歌詞が書かれているため自然と私たちの心にしみわたってきます。
吉田氏は十勝池田の出身で、長い冬が終わり、雪解けの後に咲く野の花から、春の訪れと神様の恵みを聞き取っていったのだと伝え聞いています。
長野県でも先日大雪が降りましたが、その雪が解けると、様々な花のつぼみが開きつつあるのが見つかりました。
連日コロナウイルスの感染拡大の報道に伴い、私たちの心も深い雪に閉ざされた冬のようですが、きっと神様はその先に花開く私たちの喜びと希望とを、雪の下に用意してくださっているのだと思います。

♪野の花を かくよそいます みこころは われらの滅び 見捨てたまわず……(3節)
あらゆる不安の中にある今この時だからこそ、み言葉にこそ信頼し、日々を過ごしてまいりましょう。

(20200405週報記載)