2020年7月15日水曜日

今週の黙想文(ルカ14:17)

『もう用意ができましたから、おいでください』
──ルカ福音書14章17節

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地震、異常気象、ウイルス……昨今では私たちの平安を脅かす出来事が次々と起こっています。
そのような今だからこそ、私たちは自分のいのちを今、どのように扱うかを問われているのではないでしょうか。
キリストは天の国のたとえを今日の言葉から始められました。
キリストの十字架によって罪赦された私たちにも、今や天の国への招待状が差し出されているのです。
しかしここで招待した人々は現世の関わりや富を理由に断ってしまいます。
私たちはどうでしょうか。
神様が招待してくださる天の国は、私たちが死んだあとに約束されている次の世界のことではありません。
今ここで、そのいのちが神様から与えられたいのちとして生きるかどうかが問われているのだと思います。
キリストは隣人への愛に生きること、その覚悟についての話の中でこのたとえを語られました。
私たちのいのちを愛に満たし、十字架を背負って歩むために、その招待状を受け取ってまいりましょう。

(20200712週報記載)

……今週の黙想とは……

日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。