2020年8月5日水曜日

今週の黙想文(イザ30:15)

安らかに信頼していることにこそ力がある。
──イザヤ書30章15節

† † †

神にこそ私たちが信頼を置くことを、預言者イザヤは人々に勧めました。
しかし当時の人々がそうであったように、私たちもいざ問題や不安に苛まれると、何か自分にできることはないかとあわただしく立ち上がるのではないでしょうか。
神に委ねるということは私たちがすべてを放棄することではありません。
むしろすべてご存知である神様に信頼することによってのみ、私たちは平安に満たされることができるのです。
ルターは祈りについて、毎朝祈りから始めるように勧めています。
しかし時には時間が惜しいほどに仕事が立て込むこともあります。
その時ルターはこのように教えるのです。
「今日はやるべきことがたくさんある。だからこそいつもよりも長く神に祈る時間を確保せねばならない」のだと。
揺らぐことのない神に対する信頼にこそ私たちの心を置くことから、一日を始めてまいりましょう。

(20200802週報記載)

……今週の黙想とは……

日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。