2020年10月21日水曜日

今週の黙想文(詩90:12)

生涯の日を正しく数えるように教えてください。
──詩編90篇12節

† † †

わたしたちのいのちが本来神様のものであるということを、誰もが忘れています。
私たちのいのちが危機に脅かされるとき、あるいは終わりが近づいて初めてはっきりと知る、ということがほとんどかもしれません。
私たちが自分の力で思い通りにできないものは全て、神様から与えられ、神様に返さなければならないものなのです。
私たちの周りに、神様から与えられたものはいったいどれくらいあるのでしょうか。
その数は、私たちが神様から与えられたことを気付けた恵みの数に等しいのです。
そして誰もが見つけることが出来る恵みの最たるものが、私たち自身のいのちと、今日という一日なのではないでしょうか。
私たちに与えられているあらゆる恵みを数えること、それは、私たちに与えられた今日という日を神様のために生きようとすることから始まります。
すべてを神様からの恵みとして受け取る時、私たちは謙虚さと赦しとに満ちて、それを他者と分かち合うことへと踏み出すことが出来るのです。
終わりの日に、主の愛に正しく生きることのできた日として数えられるよう、祈りをもって今日を始めましょう。

(20201018週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。