2020年11月4日水曜日

今週の黙想文(フィリピ1:21)

わたしにとって、
生きるとはキリストであり、
死ぬことは利益なのです。
──フィリピの信徒への手紙 1章21節

†††

パウロは牢獄に監禁されながらフィリピの教会に向けてこのように言います。
一刻も早く天に召されてキリストのもとへと行きたいと願う反面、この世ではフィリピの人々とキリストに結ばれているという喜びを分かち合うことができると続けています。
私たちが日々の中で神様の働きを見出したときに受ける喜びと救いがありますが、それは天の国において受ける救いの喜びと同様のものです。
パウロはここで、天に召されて永遠の命を受けることの救いと喜びは、キリストによって結ばれている喜びを隣人と分かち合うことの中にも見出すことができると語っているのです。
永遠の命とは、神様の喜びと愛に満たされた関わりのなかに永遠に生かされていくことなのです。

(20201101週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。