2020年11月25日水曜日

今週の黙想文(黙22:17)

“霊”と花嫁とが言う。
「来てください。」
──ヨハネの黙示録22章17節

† † †

ヨハネの黙示録は、弟子ヨハネが示された終末の出来事を記したとされるものです。
神様が支配される新しい国が天から降りてきて、人々に「命の木の実」を食べさせると語られます。
創世記の初めにも語られている通り、神様は私たちを神と共に生きる者として造られました。
その世界を再び来たらせるために、これらのことを語り続けておられるのです。
しかし神様はこれらの救いを私たちに押し付けてはおられません。
「来てください」と呼びかける以上のことはされないのです。
そこに、神様が私たちとどのような関係でありたいのかという心が見えてくるのではないでしょうか。
神と共に生きるということは単なる主従、服従させる側とさせられる側ではありません。
キリストは「わたしはあなたがたを友と呼ぶ。(ヨハネ15:15)」と言われました。
対等な関係として、配慮と尊重に満ちた愛の関わりあいのために、神様は私たちに呼びかけ続けておられます。
そして「これを聞く者も言うがよい、『来てください』と。(黙22:17)」と続けられているように、その言葉を聞いた私たちもまた他の人々に神様の愛に満ちた呼びかけをしてまいりたいのです。
天の国はそこにやってくるのです。

(20201122週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。