2020年12月16日水曜日

今週の黙想文(IIコリ5:17)

だから、キリストと結ばれる人はだれでも、
新しく創造された者なのです。
──コリントの信徒への手紙 二 5章17節


† † †


クリスマスの出来事は、神ご自身が私たちと同じ人としてお生まれになった出来事です。
それは、私たちを神様が創世の初めに意図した姿へと新しく生まれさせるために、まず神ご自身が私たちと同じところまで降りてきてくださったという事なのです。

神が意図された私たちの新しい姿はキリストの姿に顕されています。
キリストの言葉を通して、私たちは人々への愛と和解に生きることが望まれているのです。
私たちがそう願うように、互いに傷つけあったり、仲違いをすることを神様も望まれてはいません。
しかしそのような現実は、私たちの努力では抵抗できないからこそ、いたるところに起こっています。
だからこそキリストは十字架の死への道を歩まれました。
私たちはその十字架を見上げるとき、悔い改め、新しく歩み始めることができるのです。

そして、そのような救いの初めに、クリスマスの日が備えられました。
クリスマスは、私たちが再び和解と愛に生きようとするための、新しい一日なのです。

(20201213週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。