2021年2月24日水曜日

今週の黙想文(箴3:6)

常に主を覚えてあなたの道を歩け。
そうすれば主はあなたの道筋をまっすぐにしてくださる。
──箴言3章6節


† † †

箴言は父が子に「しなさい」「してはならない」と勧めを語る形式で記された書物ですが、その勧めのすべてはこの言葉に集約されると言ってよいかもしれません。
私たちは数え切れないルールを与えられて人生を歩んでいきます。
それは成長すればするほど多くなっていって、いったい何を一番に守ればいいのかわからなくなる人もいます。
私が親から一番最初に教えられ、心に刻まれているルールは「人にやさしくしなさい」でした。
しかし、どんなに意地悪をされても一切やり返さなかった上、持ち物をことごとく壊されて帰ってきた私に母は「3回目からはやり返しなさい」と教えたのを覚えています。
生きていくルールを教えるのは難しいものだなと思います。
しかし、神様の教えはシンプルです──「私を見なさい」と、それだけです。
子は親の鏡と言いますが、私たちは皆、神様の子どもです。
父なる神様の教えとはどのようなものであるのかを、聖書の言葉から常に探って歩みましょう。
(20210221週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。