2021年4月28日水曜日

今週の黙想文(列上19:7)

起きて食べよ。この旅は長く、あなたには耐え難いからだ。
──列王記上19章7節


† † †

預言者エリヤは、当時バアルの神々を信仰するようになっていたイスラエルの人々とその預言者たちを打ち負かしましたが、いっそう命を狙われることになりました。
私たちの日々の中にも、一難去ってまた一難という言葉のように、努力しても思い通りの結果にならずに気落ちしてしまうことがあります。
私たちの人生の歩みも、時にこのエリヤのように報われない、辛く長い旅のように思われるかもしれません。
しかしその時、神がエリヤにかけた言葉は、もっと頑張りなさいとか、信仰を強く保ちなさいという言葉ではありませんでした。
「起きて食べよ」です。
私たちが心も体も疲れ切っているとき、まず何が必要なのかを神様はご存知であるのです。
そして、今一番必要なものを与えてくださるのです。
神が指示されるのは私たちの心の問題、信仰の歩みについてだけではありません。
私たちに今一番必要なものは何かを、神様にこそ聞いてまいりましょう。

(20210425週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。