2021年4月25日日曜日

復活節第4主日礼拝。 20210425

本日25日は、復活節第4主日礼拝でした。
松本教会では通信礼拝として、長野教会では主日礼拝として守られました。


お昼を過ぎて礼拝堂の電気を消すと、ガラスになっている十字架と、礼拝堂横の窓から差し込んだ陽が重なって床にも十字が切られているように見えました。
「横の棒は私たち、縦の棒はイエス様。横に広がる私たちの間に、イエス様は天から一番低いところまで降りてきてくださったんだ」といつか教えられたことを思い出しました。

善い羊飼いとしていつまでも私たちを導くために生まれてくださったキリストを信じつつ、ひとりひとりのいのちに目を向け、心をかける、そのような交わりを保ってまいりたいと思います。

**本日の礼拝動画**


(▶️をクリックすると再生されます)
※長野教会の礼拝動画となります。

**本日の使徒書・福音書**
使徒言行録4章5-12節〈新p219〉
ヨハネの手紙 一 3章16-24節〈新p444〉
ヨハネによる福音書10章11-18節〈新p186〉

説教題「その愛が生まれた理由」

*祈り*

ひとりひとりのいのちを愛したもう主なる神様。
あなたは私たちの罪とその現実をよくご存知です。
世において、誰もが自分のことで精いっぱいになっています。
再びの緊急事態宣言が出される中、補償もなく苦しい生活を強いられている人々、余裕をなくし、怒りと悲しみを叫んでいる人々がいます。
また、入管法の改正案が出される中、難民申請がいっそう通らなくなり、命の危険がある母国へと強制送還されそうになっている人々がいます。
病にかかっても十分な治療を受けられず、母国から遠いこの国で、家族にも会えずに亡くなられた方もおられます。

主よ、あなたはキリストを良き羊飼いとしてわたしたちの元へと送り出してくださいました。
それは、苦しみの中にあるひとりひとりを、愛によって救い出してくださるためでした。
さらにはそうして救い出された一人ひとりを、愛に満ちたいのちの交わりへと送り出してくださいます。

あなたが愛をもって私の命を救ってくださったように、わたしたちが関わりあうひとりひとりのうちにも、あなたが愛されたいのちを見出すことが出来ますように。
そして私たちのうちにあなたの愛を満たしてください。
どうかひとつでも多くのいのちを救うために、祈りを合わせ、私たちを誰かとの関わりへと押し出してください。
主よ、関わりあうことを避けるようにと呼びかける時代が続いています。
しかし私たちの心まで、誰かから遠ざけることがありませんように。
誰かを愛する心をもって寄り添い、喜びも悲しみも深く知り、愛をもって支えあう関係へと、私たちを導いてください。
今日ここに集うことのできなかった方々、病の中におられる方々のためにも祈りを合わせます。
あなたが御言葉による導きをお与えください。
慰めと癒し、恵みと感謝に満たし、私たちがどこにあっても決して一人ではないことを、思い起こさせてくださいますように。