2021年6月2日水曜日

今週の黙想文(ローマ10:6)

「心の中で『だれが天に上るか』と言ってはならない。」
──ローマの信徒への手紙10章6節


† † †

累計6000件もの悩み相談を受けていた方の記事に「人の悩みはすべて人間関係からくる」と綴られていました。
一見人間関係に関係ないような悩みもすべて、他人の目を気にしたり、自分と誰かを比べたりすることから生まれる、と続けられていて、その通りだなと思います。
聖書における救いについても同様に、私たちは他人と自分を比べ、目に見える行いの良し悪しから、救われるか滅びるかを判断しようとすることはないでしょうか。
パウロはこの問題について厳しく戒めています。
信仰は目に見えるものではなく、誰が救われるかを決められるのは神様だけです。
「独り子を信じる者が一人も滅びないで(ヨハネ3:16)」救われることを願い、この世にキリストをお送りになった神様の愛のわざを、私たちが誰かを滅びに定めるための理由に使うことこそもっとも罪深いことであると、心に留めたいと思うのです。
(20210530週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。