2021年6月23日水曜日

今週の黙想文(Iコリ2:4)

わたしの言葉もわたしの宣教も、
知恵にあふれた言葉によらず、
“霊”と力の証明によるものでした。
──コリントの信徒への手紙I 2章4節


† † †

キリストの福音を誰かに伝える時、パウロはそれを”霊”と力の証明によるものだと言っています。
これは、パウロ自身に起こった神様の働きが唯一無二のものであり、それを素直に語ったということです。
私たちのうちに信仰が与えられる出来事は、他の誰とも比較することはできません。
一人ひとりにとってふさわしい形で神様は出会ってくださり、信仰をお与えになるからです。
その唯一無二の信仰体験は、どのような知恵よりも力強く神様を証する基礎となるのです。
神様から与えられているもの、その働きを、私たちは日々の中でどれだけ見つけられているでしょうか。
恵みと導きを与えられ、慰めと励ましを受け、喜びに満たされる神様の働きを見出すとき、それは私たちに生き生きとした信仰を与え、愛に生かし、隣人との関わりと分かち合いへと押し出していくのです。
(20210620週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。