2021年9月29日水曜日

今週の黙想文(マタイ5:16)

あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。
──マタイ福音書5章16節


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キリストとそのみ言葉が「塩」に譬えられ、わたしたちのうちに沁みこんで「味付け」されるとマルコ福音書には語られています。
マタイ福音書の並行箇所ではキリストの塩を受け取った私たちが「世の光」として生きることに目を向けています。
一人ひとりがキリストの塩を受けるだけではなく、私たちが「世の塩、世の光」としてキリストに押し出されているのです。
光はその在り方によって周りを照らすように、私たちもその在り方、生き方、ふるまいや関わり方によってキリストを証しする者でありたいものです。
灯を高く上げることで広く照らすこともでき、また近づけて狭い範囲をさらに明るく照らすこともできます。
私たちがキリスト者として証をすることは、具体的にそれを公に語ることばかりでなく、相手が求める明るさに合わせるように、関わり方や立ち位置を決めることも、灯としての働きの一つなのです。

(20210926週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。