2021年11月10日水曜日

今週の黙想文(マルコ13:37)

目を覚ましていなさい。
──マルコ福音書13章37節


† † †

どうしても眠気に苛まれるとき、私たちはどうしますか。
珈琲を飲んだり、身体を動かしてみたりしても、しばらくすると再び眠気に襲われるのではないでしょうか。
これを改善するためには、無理をせずしっかり休むしかありません。
「目を覚ましていなさい」とキリストは繰り返し弟子たちに告げています。
ゲッセマネの園で「心は燃えても、肉体は弱い。(14:38)」と言われたように、私たちの信仰も抗うことのできない罪の眠りに誘われることがあることを、キリストはご存知でした。
キリストは私たちにたゆまずキリストの愛に生きることを求めておられますが、
その「目を覚ましている」ためには、愛のわざに生きるだけではなく、神の許で休息を得、信仰と力を蓄えることも大切であるというメッセージもここには含まれているのです。
ルカ福音書では大きな出来事が起こる前にキリストは必ず祈りの時を持っています。
私たちも一日の終わり、また週の始まりには御言葉に聴き祈る時を通して、心身ともに「目を覚まして」日々を歩んでまいりたいものです。
(20211107週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。