2022年1月26日水曜日

今週の黙想文(Iコリ15:10)

神の恵みによって今日のわたしがあるのです。
──コリントの信徒への手紙 一 15章10節

† † †

神様から与えられる恵みは、単に私たちを喜ばせるものというだけではありません。
「使徒たちの中でも一番小さな者」と自称するパウロにそれが現れたことで、彼はキリスト者を容赦なく迫害する者から、最もキリストの福音を広く伝えた人へと変えられていったのです。
私たちが日々の中に見つける神様の恵みの一つ一つは小さいものかもしれません。
しかし、私たちの人生全体の中でそれがどのような働きをしているのか、私たちに何を問いかけ、導き、整え、そして変えてきたのかと捉えなおすとき、小さな一つ一つの恵みは、私たち自身を形づくるための神様のご計画を指し示す、大きな恵みであったことに気付かされることでしょう。
私たちはこれまで誰と出会い、どのような言葉を交わし、そして変えられてきたのでしょうか。
私たちが「今日」、神様の救いに生きるために、これまでの私たち自身に与えられた神様の働きを見出すようにと、御言葉は私たちを招いているのです。

(20220123週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。