2022年7月27日水曜日

今週の黙想文(詩1:2)

いかに幸いなことか
…主の教えを愛し、その教えを昼も夜も口ずさむ人。
──詩編1章2節


† † †

詩編は神に対する人の祈りの言葉です。
聖書は神の言葉と言われますが、厳密には神様との関係の中で起こった対話であるとも言えるでしょう。
祈りが神との対話だと言われる理由はそこにあります。
祈ることは、なにも手を合わせて目を閉じ動かず、心を静め、静かな場所でしかできないものではありません。
目を開き、手を動かし、歩きながらでも出来ることを詩編の祈り手は教えています。
また宗教改革者マルティン・ルターもまた、日々の仕事を「天職」と呼び、祈りの一つとして数えました。
私たちが日々の中に起こる関わりの中で絶えずキリストの姿を思い起こし、小さなキリストとして生きようとすること、その歩みと関わりの全てもまた、祈りなのです。

(20220724週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。