2022年7月13日水曜日

今週の黙想文(マタイ6:6)

だから、あなたが祈るときは、
奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、
隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。
──マタイによる福音書6章6節


† † †

マザー・テレサは祈りについてこのように言っています。
「沈黙は、祈りの美しい実です。私達は、言葉の沈黙だけでなく、心の沈黙、目の沈黙、耳の沈黙、精神の沈黙、私が五つの沈黙と呼んでいるこれらの沈黙を身につけなくてはなりません。」
最近、礼拝の中で牧師が長く祈るところで、祈りのための沈黙の時間を少しの時間取るようにしました。
すると、ある信徒の方が「日頃、ゆっくり静かに祈る時間が取れなかったので嬉しかったです」と仰られました。
私達が祈るとき、私達の心には忙しない日常がそのまま続いてはいないでしょうか。
神様に求める声ばかりが響いてはいないでしょうか。
マザー・テレサは祈りによって私達に起こる五つの沈黙を大切にしています。
それは、祈りを通して私達の心、体、魂の全てが本当に休まる時となるためであるのです。
私達の外も内も静まって癒やされるための沈黙の時間を、いつでも欠かさず持ちたいものです。

(20220710週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。