2022年12月4日日曜日

待降節第2主日礼拝。【礼拝動画】

本日12月4日は、待降節第2主日の礼拝でした。

野口和音牧師の説教により、
松本教会は聖餐礼拝として、
長野教会は信徒礼拝として守られました。
松本教会では礼拝後にクリスマスツリー立てを行いました。
新型コロナウイルスが再び猛威を振るう中ではありますが、どうぞ皆様の健康が守られますように。

**本日の礼拝動画**


(▶️をクリックすると再生されます)
※松本教会の礼拝動画となります。

**本日の使徒書・福音書**
イザヤ書11章1-10節〈旧p1078〉
ローマの信徒への手紙15章4-13節〈新p295〉
マタイによる福音書3章1-12節〈新p3〉


説教「悔い改めは愛のため」

*祈り*

愛の主なる神様。
あなたが幼子イエス・キリストを私たちに御遣わしになったのは、キリストを十字架へと捧げ、私たちの全ての罪を赦してくださるためでした。
それは、私たち人間が自分の力ではどうしようもなく、自分のことしか考えることが出来ず、ついには他者を傷つけ、蔑み、その関係に破れを生んでしまう罪を抱えているからです。

主よ、長く続くコロナ禍と、何もかもが不安定な世の中にあって、自分一人のことで精いっぱいになり、他者を思いやることが出来ず、ついには他の誰かを傷つけてしまうという悲しいニュースが相次いで報道されています。
その根っこには、あなたがキリストにおいて示してくださった他者への共感と愛が失われています。
クリスマスが近づく季節にあって、どうかこの世の全ての人々が、キリストを通してあなたの福音と愛に与ることが出来ますように。
他者を省み、悲しみには慰めを、喜びには分かち合いを、苦しみには共感を起こすことができるよう、どうか幼子イエス・キリストを通してあなたが示してくださった福音に、一人でも多くの人々が触れることが出来ますように。

混乱する世界情勢と、自衛と牽制のためにと核やミサイルといった暴力を誇示する隣国の動きにつられるように、私たちの国も、「反撃能力」の保有へと進みつつあると聞きます。
主よ、あなたが力に対して力でねじ伏せようとするのではなく、むしろ赦しと祈りによってそれを乗り越えようとされたことが、キリストの十字架において表されていることをおぼえさせてください。
力をもって、どちらが強いか、どちらが上なのかと競い合うのではなく、神様の前にあって等しく平和を願われていることに、悔い改めをもって立ち返ることができるようにしてください。
そしてそれは、私たち一人ひとりが関わりあう人々との関係性の中においても、同じでありますように。

一人ひとりが心の平安を失いがちな今日にあって、今日の悔い改めの呼びかけをどうか私たちの心に刻んでください。
先んじて与えられたあなたの愛によって、私たちが共に祈りあい、支えあうことによって、この苦難の時を乗り越えることが出来ますように。