2022年12月28日水曜日

今週の黙想文(使20:35)

受けるよりは与える方が幸いである
──使徒言行録20章35節


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キリストは多くの言葉を語られましたが、福音書だけではなく、パウロによって伝えられているキリストの言葉もあります。
その一つが、今日のキリストの言葉です。「受けるよりは」とキリストは言いますが、意外と「受けるより『も』与える方が…」と覚えている人もいるのではないでしょうか。
キリストは、受けることと与えることは二者択一のものではなく、受けることなしに与えることはできないことを教えているのです。
私たちが与える幸いを受ける前に、私たちが日々の中で受けている様々な幸いに目を向けるところから始めてみましょう。
私たちの幸いを願い、私たちのためを思って動いてくれている人々が必ずいるからです。
その筆頭が神様であり、クリスマスに与えられたイエス・キリストの誕生と御言葉との出会いこそが、あなたを誰かに幸いを与える者へと変えていくのです。

(20221225週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。