2023年1月18日水曜日

今週の黙想文(ルカ1:36)

あなたの親類のエリサベトも、
年を取っているが、男の子を身ごもっている。
──ルカによる福音書1章36節


† † †

ルカ福音書のクリスマス物語は、マリアの他に親類のエリサベトもまた神様の奇跡によって身ごもっていることを告げています。
彼女は年を取っていて、不妊の女と言われていましたが、夫ザカリアのもとに天使ガブリエルがやってきて、妻が後の洗礼者ヨハネを身ごもることを告げるのです。
こうして、キリストの道備えをするヨハネと、すべての人の救いを切り開いたキリストとの歩みが備えられていったのです。
マリアの受胎告知の際、神様の子どもを身ごもるという予想外の出来事に、大きな不安と困難を抱えていたことでしょう。
しかしマリアがエリサベトのことを聞くと、「急いで」エリサベトのところへと向かい、二人は共に神様への賛美の声をあげていくのです。
私たちにおいても神様が導かれる道は、決して順風満帆ではありません。
しかし神様は決して、私たちを一人ぼっちで、孤独と不安、困難の中に捨て置かれはしないことを、ルカのクリスマス物語は証しているのです。

(20230115週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。