2023年4月26日水曜日

今週の黙想文(1コリ15:10)

神の恵みによって今日のわたしがあるのです。
──コリントの信徒への手紙 一 15章10節


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パウロがいなければ現在のキリスト教はありえなかったと言われるほど彼の働きは大きいものでした。
その彼の原動力とは「神の恵み」によって与えられた「今日のわたし」であると証しています。
彼はかつてはキリスト教会の迫害者でありましたが、復活の主との出会いによって、過去でも未来でもない「今日」キリストの為に働く新しい命を与えられていったのです。
あるビジネス書にこのように書かれていました。
「プランニングにおいて重要なことは、明日何を行うかを考えることだけでなく、明日のために今日何を行うかを考えることです」。
パウロがそうであったように、今日私たちがどのような神の恵みに生かされているかに目を向けるとき、今日私たちがやるべきことが明らかになってきます。
キリストも「あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ(マタ6:21)」と語りました。
今日という新しい命を与えてくださった神様にこそ心を注ぎ、その恵みに応える今日を歩みだしてまいりましょう。

(20230423週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。