2023年5月17日水曜日

今週の黙想文(ローマ14:8)

わたしたちは、生きるとすれば主のために生き、
死ぬとすれば主のために死ぬのです。
──ローマの信徒への手紙14章8節


† † †

こういう話があります。
ある人が、社長の家にベッドの営業に行きました。
その時、社長は彼に「君は何を売っているんだ?」と尋ねました。
彼は「ベッドです」と返しましたが、社長は「いや、君は何を客に提供しているのか」と問い直したそうです。
何度か同じような問答の末、彼はハッと気づき「はい、安眠できるやすらかな環境を提供しています」と応えました。
社長はこれを聞き、君、それだよ、とベッドを買ってくれたという話です。
パウロは、私たちが生きるのは神様のためだと言います。
キリストは私たちのために生き、私たちのために死んでくださいました。
それは私たちへの深い愛と慈しみから生まれた、私たちへの奉仕が表されています。
私たちがそのキリストのために生きるということは、神様が示された愛の奉仕に生きるということですが、それは神様に対しても、隣人に対しても、まず奉仕する相手の心に寄り添い、何を求めているのかを探ることから始まるのです。

(20230514週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。