2023年5月24日水曜日

今週の黙想文(使5:32)

わたしたちはこの事実の証人であり、
また、神が御自分に従う人々にお与えになった聖霊も、
このことを証ししておられます。
──使徒言行録5章32節


† † †

証人となる、という言葉は、本来「過去の事件の目撃者である」という意味で使う言葉です。
しかしキリストの復活の証人となるということは、過去のことだけを証しすることではありません。
キリストが復活の命を与えられただけでなく、その命に生きたまま天へあげられたことは、今なおキリストが生きておられ、未来においては私たちも復活の命に与って天の御国へと迎え入れられることの約束につながっているからです。
ですから、私たちがキリスト信仰の証人となるということは、過去の出来事のみならず、今を生きる私たちの命に神様が関わり続けてくださっているという現在の出来事、そしてその命が復活と永遠の命へとつなげられているという神様の救いが将来にも備えられていることの証人とされているのです。
私たち自身が生きた神の証人とされるために、主の救いと喜びに満ちて歩みたいものです。

(20230521週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。