2023年10月18日水曜日

今週の黙想文(フィリピ3:9)

キリストの内にいる者と認められるためです。
──フィリピの信徒への手紙3章9節


† † †

子育てをしていると、言葉にできない大きな愛しさを感じる時が多くあります。
その一つとして、娘が絵本を読むとき、必ず私があぐらを組んだ足の上にすっぽり座って読むのです。
イエス・キリストは弟子たちに祈りを教える際、「天の父よ」という言葉から始めるように教えました。
この言葉は幼児語で「パパ/おとうちゃん」という意味の言葉が使われています。
そのように、神様と私たちキリスト者との関係は、子を愛する親と、親に心からその身を預ける子の関係から説明することができると言うのです。
パウロは今日の箇所で「キリストの内にいる者」という表現をしています。
わたしの内にキリストがいる、という表現はよく言いますが、逆も然りであると言うのです。
神様は父と子の間に起こる大きな愛をもって、私たちを自分の懐にすっぽりと包み込んでくださろうとしておられるお方なのです。

(202310週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。