2023年12月6日水曜日

今週の黙想文(ルカ1:38)

マリアは言った。
「わたしは主のはしためです。
お言葉どおり、この身に成りますように。」
──ルカによる福音書1章38節


† † †

私たちは自分の予想を超えた出来事が起きた時、それを誰かに分かち合いたいと願います。
しかし実際には、私たちは相手に自分の思いをぶつけるばかりで、相手の思いを受け取るということが難しい関わり合いになってしまうことも多いのではないでしょうか。
軽井沢教会の釣り広告に、このような文章がありました。
「大切なのは、伝え合うことではなく受け取り合うこと。分かったふりをせず、初めましてのような気持ちで、もう一度相手の気持ちに向き合ってみませんか。」
私たちは関わりあう相手に、また神様に対しても、このような気持ちで向き合いたいものだと思います。
マリアが天使からイエスの受胎を告げられた時、不安で仕方がなかったはずです。
もっと言いたいこともたくさんあったはずです。
でも、まずは神様の思いを受け取っていったのです。
神様は私たちの祈りと願いをいつも受け取ってくださっています。
なればこそ、私たちもまた神様の思いを受け取ってまいりたいと思います。
そこにこそ、神様が導いてくださる道が、開かれていくのです。

(20231203週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。