2023年12月13日水曜日

今週の黙想文(ネヘミヤ9:2)

イスラエルの血筋の者は異民族との関係を一切断ち、
進み出て、自分たちの罪科と先祖の罪悪を告白した。
──ネヘミヤ記9章2節


† † †

ネヘミヤ記では、捕囚の民がエルサレムへと帰ってきています。
しかし神殿は打ち壊され、食べ物もなく、大変な状況でした。
しかし人々はこの惨状の原因が、自分たちの犯した罪の故であったことをよくわかっていました。
それゆえ人々は何よりも城壁と神殿の再建に力を注いだのです。
そうして人々が最初にしたことは「異民族との関係を一切断ち」、神様に悔い改めの祈りを捧げることでした。
ここに私たちの祈りの大切な要素があります。聖書が教える祈りとは本来、私たちが望めばいつだって、神様は二人きりになって聞いてくださるものであるということです。
私たちの心の底には、誰にも言えないたくさんの思いがあるかもしれません。言葉にしても仕方がないと飲み込んだ思いも、神様は二人きりで、吐き出させてくださいます。
そのような祈りこそ、私たちを希望に目を向けさせ、明日へと生かしていく支えになるのです。

(20231210週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。