2024年1月17日水曜日

今週の黙想文(ヨハネ15:14)

わたしの命じることを行うならば、
あなたがたはわたしの友である。
──ヨハネによる福音書15章14節


† † †

ある本に、家庭科の授業で実際に料理をする意味について述べられていました。
家庭科が座学の知識だけでなく実際に料理することを教えるのは、そこに感動を感じてもらうためであるというのです。
レシピや焼き・煮込みなどのテクニックを知るだけでは、感動は起こりません。
実際に料理してみる、一緒に食べてみる。
そこに感動が起こり、もっと料理をうまくなりたい、深めたいという思いが生まれるからこそ、実践が大事だというのです。
キリストは弟子たちに「互いに愛し合いなさい」という掟を命じられました。
ここでキリストが言われているのは、神様の愛を知るという知識だけでなく、その実践も含めて「愛の掟」であるということです。
イエス様の教えは、理解することは容易でも実践するとなると難しい、と感じることが多いかもしれません。
しかしキリストが実践までも求められたのは、神様の愛の深さと、他の人を救う愛の力のすばらしさが、わたしたちに深く根付き、その愛に生きるようになるためだったのです。

(20240114週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。