2020年12月7日月曜日

牧師エッセイ(12月)

先月末、信州農業公園「チロルの森」に行ってきました。
馬や羊などの動物たちと触れ合えるコーナーや、アーチェリーなど一風変わった体験もできました。
アーチェリー体験で10本の矢を渡されたのですが、なかなか思ったように当たりません。
的外れなところに矢が刺さるのを見て、「次はもう少し上を狙って」「もっと強く引き絞って」…と試行錯誤をしつつ、最終的に2、3本は的の外周に当てることが出来ました。
一回一回打ち方を修正しても、必ずしも思い通りには飛んでいかないのを見て、聖書の語る「罪と悔い改め」に似ているなと感じました。

「罪」という言葉はもともと「的外れ」という意味を持っています。
だからこそ私たちは絶えず自分の心とふるまいを振り返り、神様の心の中心に狙いを合わせていく「悔い改め」を繰り返していくのです。

キリストの誕生、クリスマスがやってきます。
神様はただ的として当たるの待っておられるだけではありません。キリストという最高のインストラクターを付けてくださいました。
キリストはその御言葉をもって、私たちの心の矢を神様の方向へと向け、その手を支えてくださるのです。