2022年3月16日水曜日

今週の黙想文(ルカ23:43)

するとイエスは、
「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」
と言われた。
──ルカ福音書23章43節


† † †

自業自得とは、「自ら行った行為の報いは自分自身が受けるもの」という意味の言葉です。
福音書はキリストの両脇に同じく十字架にかけられた二人の人がいたことを書き残しています。この二人はまさに自業自得で十字架にかけられていました。
そのうちの一人は自らの罪を認め、「御国においでになるときには私のことを思い出してください」と願うのです。
「自分のやったことの報いを受けているのだから、当然だ」と自分の罪を受け止め、神に憐れみを求める者を、キリストは見捨てることがありません。
その憐れみと赦しは、どれだけ自業自得の裁きのうちにあろうとも、それを乗り越えて与えられるのです。
この果てしない救いがあるからこそ、私たちは最も深い自らの罪を、全き正しさの中におられる神様の御前に、分かち合うことが出来るのです。

(20220313週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。