2022年4月10日日曜日

主の受難日礼拝【礼拝動画】20220410

本日4月10日は、主の受難日の礼拝でした。
10時半より、松本教会は通信礼拝として、長野教会は主日礼拝として守られました。
それぞれの場所において祈りを合わせてくださった方々に感謝いたします。


今日の昼は26℃まで気温が上がり、朝は2分咲きくらいだった長野教会の庭の桜が、礼拝後にはほとんど満開に近く花開きました。
いよいよ今週の受難週を超え、来週は復活祭(イースター)を迎えます。
皆さまも神様からのいのちの息吹を感じつつ、日々を過ごすことが出来ますように。


**本日の礼拝動画**


(▶️をクリックすると再生されます)
※長野教会の礼拝動画となります。

**本日の使徒書・福音書**
イザヤ書50章4-9節a 〈旧p1145〉
フィリピの信徒への手紙2章5-11節〈新p363〉
ルカによる福音書23章1-49節〈新p157〉


説教「黙するキリストは何を見る」

*祈り*

赦しの主なる神様。
あなたがイエス・キリストを地上に送られたあの日から、今日にいたるまでわたしたちの罪は変わることなく私たちのうちにあり、様々な争いやいさかい、不寛容や分裂を引き起こしています。
あなたがイエス・キリストを通して語られたのは、地上に一つの正義があるということではなく、寛容さをもって多様性を認め合い、等しく神様から与えられたいのちを尊びあいながら共に生きることが出来るようにという、愛による赦しの関係性でした。
そしてその関係性から外れてしまう罪を抱える私たちのために、十字架による永遠の赦しが示されていることを、キリストの受難を通して、悔い改めをもって受け取ることが出来ますように。
暴力やデモ、戦争や犯罪、あらゆる人と人との関わりの中で、あなたは今日、この世界に生きる一人ひとりが傷つけられることを望んではおられません。
もし私たちが信じることによって誰かを傷つけ、仲違いをするようなことがあるなら、どうか悔い改めへと導いてください。
あなたを信じる信仰を持ちながらあなたの御心から離れるようなことをしている罪に気付かせてください。

コロナウイルスが蔓延する中にあって、また世界情勢が乱れるなかにあって、心の拠るべのない人々が支えとなるものを探し求めている時代です。
どうかそのようなときにあって、あなたがその生涯において示された寛容と赦し、揺らぐことのない他者への愛に生きたキリストへの信仰を、一人ひとりにとっての心の支えとしてお与えください。
その信仰に立たされた私たちを、平和をもたらすための働きへと用いてください。
あなたはご自身を十字架につけた人々のために神様からの赦しを祈られました。
私たちもまた誰かと赦しあう心を、祈りによってあなたから受け取ることが出来ますように。