2023年9月30日土曜日

次回10月1日・聖霊降臨後第18主日礼拝のご案内。

次週2023年10月1日(日)は聖霊降臨後第18主日の礼拝です。

松本教会・長野教会は
野口和音牧師の説教
「シカクいあなたをマルくする」

と題して、
松本教会は聖餐礼拝として、
長野教会は信徒礼拝として
両教会10時半より行われます。


どうぞご自由にお越しください。
信徒の方で説教動画をご覧になりたい方は、週報記載のQRコードか、松本教会・長野教会YouTubeチャンネルをご覧ください。

† † †

◆権威についての問答
イエスが神殿の境内に入って教えておられると、祭司長や民の長老たちが近寄って来て言った。「何の権威でこのようなことをしているのか。だれがその権威を与えたのか。」イエスはお答えになった。「では、わたしも一つ尋ねる。それに答えるなら、わたしも、何の権威でこのようなことをするのか、あなたたちに言おう。ヨハネの洗礼はどこからのものだったか。天からのものか、それとも、人からのものか。」彼らは論じ合った。「『天からのものだ』と言えば、『では、なぜヨハネを信じなかったのか』と我々に言うだろう。『人からのものだ』と言えば、群衆が怖い。皆がヨハネを預言者と思っているから。」そこで、彼らはイエスに、「分からない」と答えた。すると、イエスも言われた。「それなら、何の権威でこのようなことをするのか、わたしも言うまい。」

◆「二人の息子」のたとえ
「ところで、あなたたちはどう思うか。ある人に息子が二人いたが、彼は兄のところへ行き、『子よ、今日、ぶどう園へ行って働きなさい』と言った。兄は『いやです』と答えたが、後で考え直して出かけた。弟のところへも行って、同じことを言うと、弟は『お父さん、承知しました』と答えたが、出かけなかった。この二人のうち、どちらが父親の望みどおりにしたか。」彼らが「兄の方です」と言うと、イエスは言われた。「はっきり言っておく。徴税人や娼婦たちの方が、あなたたちより先に神の国に入るだろう。なぜなら、ヨハネが来て義の道を示したのに、あなたたちは彼を信ぜず、徴税人や娼婦たちは信じたからだ。あなたたちはそれを見ても、後で考え直して彼を信じようとしなかった。」

──マタイ福音書21章23-32節

2023年9月27日水曜日

今週の黙想文(詩32:10)

神に逆らう者は悩みが多く
主に信頼する者は慈しみに囲まれる。
──詩編32篇10節


† † †

今は亡きApple社の創設者、故スティーブ・ジョブズはこのように語っています。
「毎朝、鏡の中の自分に問いかけてきた。『もしも今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることをやりたいと思うだろうか?』と。NOと答える日が何日も続くようであれば、何かを変えなければならないということだ。」
この言葉は信仰者にとっても示唆を与えてくれます。
私たちもまた毎朝祈りのうちに、自分に問いかけることが必要なのではないでしょうか。
「昨日したこと、そして今日やろうとしていることは、本当に神様の御心に適うものだろうか?」
私たちがあらゆる悩みから抜け出すための唯一の方法は、神様に逆らわず、信頼をすることである、と詩編の祈り手は説いています。
自分が選び取りたい道ではなく神様が用意された道とはどのような道なのか、常に自分に問いかけ続け、自分自身のふるまいをキリストの姿に重ねていこうとすること。
そのような祈りから一日を始めたいものです。
(20230924週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。

2023年9月21日木曜日

次回24日・聖霊降臨後第17主日礼拝のご案内。

次週2023年9月24日(日)は聖霊降臨後第17主日の礼拝です。

松本教会・長野教会は
野口和音牧師の説教
「恵みの1デナリオン」

と題して、
松本教会は通信礼拝として、
長野教会は聖餐礼拝として
両教会10時半より行われます。


どうぞご自由にお越しください。
信徒の方で説教動画をご覧になりたい方は、週報記載のQRコードか、松本教会・長野教会YouTubeチャンネルをご覧ください。

† † †

◆「ぶどう園の労働者」のたとえ 「天の国は次のようにたとえられる。ある家の主人が、ぶどう園で働く労働者を雇うために、夜明けに出かけて行った。主人は、一日につき一デナリオンの約束で、労働者をぶどう園に送った。また、九時ごろ行ってみると、何もしないで広場に立っている人々がいたので、『あなたたちもぶどう園に行きなさい。ふさわしい賃金を払ってやろう』と言った。それで、その人たちは出かけて行った。主人は、十二時ごろと三時ごろにまた出て行き、同じようにした。五時ごろにも行ってみると、ほかの人々が立っていたので、『なぜ、何もしないで一日中ここに立っているのか』と尋ねると、彼らは、『だれも雇ってくれないのです』と言った。主人は彼らに、『あなたたちもぶどう園に行きなさい』と言った。夕方になって、ぶどう園の主人は監督に、『労働者たちを呼んで、最後に来た者から始めて、最初に来た者まで順に賃金を払ってやりなさい』と言った。そこで、五時ごろに雇われた人たちが来て、一デナリオンずつ受け取った。最初に雇われた人たちが来て、もっと多くもらえるだろうと思っていた。しかし、彼らも一デナリオンずつであった。それで、受け取ると、主人に不平を言った。『最後に来たこの連中は、一時間しか働きませんでした。まる一日、暑い中を辛抱して働いたわたしたちと、この連中とを同じ扱いにするとは。』主人はその一人に答えた。『友よ、あなたに不当なことはしていない。あなたはわたしと一デナリオンの約束をしたではないか。自分の分を受け取って帰りなさい。わたしはこの最後の者にも、あなたと同じように支払ってやりたいのだ。自分のものを自分のしたいようにしては、いけないか。それとも、わたしの気前のよさをねたむのか。』このように、後にいる者が先になり、先にいる者が後になる。」

──マタイ福音書20章1-16節

2023年9月20日水曜日

今週の黙想文(ルカ7:14)

そして、近づいて棺に手を触れられると、
担いでいる人たちは立ち止まった。
──ルカによる福音書7章14節


† † †

死にたいと言った人への対応は「TALK」であるとTV番組で紹介されていました。
まず、心配していることを伝える(Tell)こと、
どうして死にたいのかを訪ねる(Ask)こと、
そのつらい気持ちを傾聴(Listen)すること、
そして安全な場所(必要な助け)を確保(Keep)すること、
だそうです。
聖書が語るキリストの姿は、これを体現しています。
一人息子を亡くした母親の葬列を見たキリストは憐れに思い、「もう泣かなくともよい」と言って、葬列の行進を止められます。
母親が喪主であることから、彼女はたった一人の家族を亡くしたことがわかります。
泣くことしかできない状況の中で、キリストは「泣くな」と言われます。
なぜならキリストこそが死の悲しみに深く傾聴し、死の行進を止め、その先で復活という新しい命をお与えになる方だったからです。
キリストは死の悲しみの只中にある一人一人に寄り添い「もう泣かなくともよい」という言葉をもって、私たちをいのちの希望へとつなぎとめてくださるのです。

(20230917週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。

2023年9月13日水曜日

次回17日・甲信地区一致礼拝のご案内。

次週2023年9月17日(日)は甲信地区一致礼拝(聖霊降臨後第16主日)の礼拝です。

松本教会・長野教会は
浅野直樹牧師の説教
「赦されているのなら」

と題して、
松本教会・長野教会は共に通信礼拝として、
甲信地区5教会がZOOMによりつなげられ、
それぞれの教会で10時半より礼拝が行われます。


どうぞご自由にお越しください。
信徒の方で説教動画をご覧になりたい方は、週報記載のQRコードか、松本教会・長野教会YouTubeチャンネルをご覧ください。

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そのとき、ペトロがイエスのところに来て言った。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか。」イエスは言われた。「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。そこで、天の国は次のようにたとえられる。ある王が、家来たちに貸した金の決済をしようとした。決済し始めたところ、一万タラントン借金している家来が、王の前に連れて来られた。しかし、返済できなかったので、主君はこの家来に、自分も妻も子も、また持ち物も全部売って返済するように命じた。家来はひれ伏し、『どうか待ってください。きっと全部お返しします』としきりに願った。その家来の主君は憐れに思って、彼を赦し、その借金を帳消しにしてやった。ところが、この家来は外に出て、自分に百デナリオンの借金をしている仲間に出会うと、捕まえて首を絞め、『借金を返せ』と言った。仲間はひれ伏して、『どうか待ってくれ。返すから』としきりに頼んだ。しかし、承知せず、その仲間を引っぱって行き、借金を返すまでと牢に入れた。仲間たちは、事の次第を見て非常に心を痛め、主君の前に出て事件を残らず告げた。そこで、主君はその家来を呼びつけて言った。『不届きな家来だ。お前が頼んだから、借金を全部帳消しにしてやったのだ。わたしがお前を憐れんでやったように、お前も自分の仲間を憐れんでやるべきではなかったか。』そして、主君は怒って、借金をすっかり返済するまでと、家来を牢役人に引き渡した。あなたがたの一人一人が、心から兄弟を赦さないなら、わたしの天の父もあなたがたに同じようになさるであろう。」

──マタイ福音書18章21-35節

2023年9月7日木曜日

次回10日・聖霊降臨後第15主日礼拝のご案内。

次週2023年9月10日(日)は聖霊降臨後第15主日の礼拝です。

松本教会・長野教会は
鷲見達也牧師の説教
「真の兄弟へと」

と題して、
松本教会は主日礼拝として、
長野教会は通信礼拝として
両教会10時半より行われます。


どうぞご自由にお越しください。
なお、今週はYoutubeによる説教動画は更新されません。ご了承ください。

† † †

「兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで忠告しなさい。言うことを聞き入れたら、兄弟を得たことになる。聞き入れなければ、ほかに一人か二人、一緒に連れて行きなさい。すべてのことが、二人または三人の証人の口によって確定されるようになるためである。それでも聞き入れなければ、教会に申し出なさい。教会の言うことも聞き入れないなら、その人を異邦人か徴税人と同様に見なしなさい。はっきり言っておく。あなたがたが地上でつなぐことは、天上でもつながれ、あなたがたが地上で解くことは、天上でも解かれる。また、はっきり言っておくが、どんな願い事であれ、あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる。二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。」

──マタイ福音書18章15-20節

2023年9月6日水曜日

今週の黙想文(ヘブライ9:27)

また、人間にはただ一度死ぬことと、
その後に裁きを受けることが定まっているように…
──ヘブライ人への手紙9章27節


† † †

ある料理人が新しいレシピの作成に頭を悩ませていました。
知り合いの主婦にそのことを相談すると「あなたはなぜ料理を作るんだい?食べさせる人がいるからだろう」と言われてハッとしたという話があります。
料理は食べるために作るものであり、作って食べなければ本分が全うできないものだからです。
私たちの生についても同じことが言えるでしょう。
私たちの生涯は私たちがただそこに存在するためだけにあるのではありません。
何かそこに意味があるのです。
いずれ来る死という終わりがあるからこそ、私たちは限られた時間の中でどのように生きるべきかに目を向けさせられるのです。
キリストはその限られた時を、人々に神様の御心について語り、神様を信じて従う歩みに徹されました。
それは、信じる者への裁きが復活の命という形で報われることをお示しになるためでした。
私たちの生が明日終わるとしたら、今日私たちは神様のためにどのように生きるべきでしょうか?
(20230903週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。

2023年9月3日日曜日

聖霊降臨後第14主日礼拝。

本日9月3日は聖霊降臨後第14主日の礼拝でした。

松本教会は聖餐礼拝として、
長野教会は信徒礼拝として、
両教会10時半より守られました。

9月に入り、朝晩が冷えるようになってきました。
寒暖の差が激しい季節ですね。
体調を崩さないように気をつけてお過ごしください。
牧師も来週は休暇をいただきます。しっかりとリフレッシュしてきたいと思います。


*今週の祈り*

全ての人の救い主なる神様。
あなたは御子イエス・キリストを通して、あなたの御心と救いとを表してくださいました。
それは私たちの予想を超えた、全ての人への福音でした。
神様、あなたはいつも私たちの歩みを、救いのご計画の中に導いておられます。
今日御言葉を聞く私たちが、どうかそのことを心から信じることができますように。
私たちの目の前にある現実がどれほどあなたの救いから遠く、御心に反しているように見えたとしても、それでもあなたへの信仰のゆえに、あなたの御心を探し求めることを、私たちが諦めることがありませんように。

この世には信じられない悲しみがいくつもあります。
ああしておけばよかった、ああしなければよかったと、私たちは振り返って後悔することが多くあります。
そして未来の全てを見通すことのできるあなたに、その悲しみをぶつけることがあります。
私たちがあなたの御心ではなく自分の思いと願いに囚われているときにも、主よ、あなたは今日のキリストの言葉をもって、悔い改めを呼びかけておられます。
私たちを不信仰として断罪するのではなく、憐れみをもって寄り添ってくださり、私に従ってきなさいと、何度でも呼びかけてくださっています。
その先にある慰めと励まし、喜びと平安とを受けるようにと、招いてくださいます。
私たちがその招きに応え、振り返れば全てはあなたの御心であったと気付くことができ、また後悔に沈む私たち自身を、ゆるすことができますように。

心も体も疲弊しきっているこの時代、過ちを犯した人を徹底的に断罪することで、むなしく心を満たしている人々が多くいます。
主よ、あなたが与えられる永遠の平安と癒しとは、隣人を裁くのではなく赦すことから始まることを、教えてください。
あなたのみ言葉に耳を傾ける私たちから、その平安を一人でも多くの人々と分かち合うことができるように、どうか私たちを用いてください。
今日、様々な事情から教会に集うことのできなかった方々にも、あなたのみ言葉に聞く機会と祈りの時が与えられますように。
私たちの歩む道にあなたの姿が見当たらないと感じる時にさえ、あなたは私たちを導いておられることを信じ続ける、そのような信仰の歩みを、これからも支えてくださいますように。

***

*説教動画は長野・松本教会Youtubeチャンネルよりご視聴できます。*
※今週の動画は水曜日に更新されます




2023年9月1日金曜日

次回9月3日・聖霊降臨後第14主日礼拝のご案内

次週2023年9月3日(日)は聖霊降臨後第14主日の礼拝です。

松本教会・長野教会は
野口和音牧師の説教
「それでもあなたについていく」

と題して、
松本教会は聖餐礼拝として、
長野教会は信徒礼拝として
両教会10時半より行われます。


どうぞご自由にお越しください。
信徒の方で説教動画をご覧になりたい方は、週報記載のQRコードか、松本教会・長野教会YouTubeチャンネルをご覧ください。

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このときから、イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた。すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません。」イエスは振り向いてペトロに言われた。「サタン、引き下がれ。あなたはわたしの邪魔をする者。神のことを思わず、人間のことを思っている。」それから、弟子たちに言われた。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る。人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。人の子は、父の栄光に輝いて天使たちと共に来るが、そのとき、それぞれの行いに応じて報いるのである。はっきり言っておく。ここに一緒にいる人々の中には、人の子がその国と共に来るのを見るまでは、決して死なない者がいる。」

──マタイ福音書16章21-28節