2023年12月31日日曜日

降誕節第1主日礼拝。

本日12月31日は降誕節第1主日の礼拝でした。

松本教会は通信礼拝として、
長野教会は主日礼拝として
両教会10時半より礼拝が守られました。

今年最後の礼拝が、今年最後の日・大晦日になる年も珍しいですね。
一年の振り返りを喜びと恵みで満たしてくださる神様に感謝しつつ、新しい年の歩みも神様に委ねていくことができますように。

*最新の説教動画は長野・松本教会Youtubeチャンネルの最新説教動画・再生リストよりご視聴いただけます。*

***


*今週の祈り*

すべての終わりを整えてくださる神様。
あなたは今年一年、私たちの歩みを整え、導き、守ってくださいました。
私たちが聖書のみ言葉からあなたのメッセージを聞き取る時、そこには必ずあなたの愛と憐みがあり、私たちの心を整えてくださいます。
主よ、あなたへの信仰のうちに私たちの歩みが今年一年支えられたことに感謝いたします。
私たちが安らいでいるときにも迷い苦しみの中にある時にも、あなたは変わらず私たちとともにあって、支えてくださいました。

今年一年も、世界中で、また私たち一人一人においても、様々なことが起こりました。
喜ばしいことも悲しいこともありました。
そのすべてを、あなたからの恵みと慰めの時として振り返ります。
変わりゆくわたしたちにあなたはいつも寄り添ってくださり、今日の私たちにふさわしい導きとみ言葉とを語ってくださるお方です。

私たち一人一人の救いのために、幼子イエス・キリストをこの世に送ってくださり、そのみ言葉をもって私たちの光となられた主よ。
どうかあなたが、私たち一人一人の歩む道を照らし、迷うことがないようにしてください。
世界中で、心が暗闇の中に沈み、誰にも助けを求めることができず悩んでいる人、自暴自棄になり、あるいは自分勝手になって、他の誰かの平和を奪ってしまう人がいます。
そのような人々の心に、導きの光を灯してください。

疲れ果てた心をねぎらい、傷つき苦しんでいる者には癒しを与えてください。
迷う者には共に歩んでくれる友を与え、重荷を抱えている人にはそれを分かち合うことのできる人を与えてください。
あなたはわたしたちのあらゆる関わりを導き、私たちに寄り添い支えて下さるお方です。
そのことを信じながら、新しい年の歩みのすべてをあなたにゆだねていくことができますように。






2023年12月28日木曜日

次回31日・降誕節第1主日礼拝のご案内。

次週2023年12月31日(日)は降誕節第1主日の礼拝です。

松本教会、長野教会は
野口和音牧師の説教
「今年一年、お疲れ様」

と題して、
10時半より、
松本教会は通信礼拝として、
長野教会は主日礼拝として行われます。


どうぞご自由にお越しください。

信徒の方で説教動画をご覧になりたい方は、週報記載のQRコードか、松本教会・長野教会YouTubeチャンネルをご覧ください。

† † †

さて、モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った。それは主の律法に、「初めて生まれる男子は皆、主のために聖別される」と書いてあるからである。また、主の律法に言われているとおりに、山鳩一つがいか、家鳩の雛二羽をいけにえとして献げるためであった。そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい人で信仰があつく、イスラエルの慰められるのを待ち望み、聖霊が彼にとどまっていた。そして、主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない、とのお告げを聖霊から受けていた。シメオンが“霊”に導かれて神殿の境内に入って来たとき、両親は、幼子のために律法の規定どおりにいけにえを献げようとして、イエスを連れて来た。シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり/この僕を安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです。これは万民のために整えてくださった救いで、異邦人を照らす啓示の光、/あなたの民イスラエルの誉れです。」父と母は、幼子についてこのように言われたことに驚いていた。シメオンは彼らを祝福し、母親のマリアに言った。「御覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人を倒したり立ち上がらせたりするためにと定められ、また、反対を受けるしるしとして定められています。――あなた自身も剣で心を刺し貫かれます――多くの人の心にある思いがあらわにされるためです。」また、アシェル族のファヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。非常に年をとっていて、若いとき嫁いでから七年間夫と共に暮らしたが、夫に死に別れ、八十四歳になっていた。彼女は神殿を離れず、断食したり祈ったりして、夜も昼も神に仕えていたが、そのとき、近づいて来て神を賛美し、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。 親子は主の律法で定められたことをみな終えたので、自分たちの町であるガリラヤのナザレに帰った。幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。

──ルカ福音書2章22-40節

2023年12月27日水曜日

今週の黙想文(マタイ1:16)

ヤコブはマリアの夫ヨセフをもうけた。
このマリアからメシアと呼ばれるイエスがお生まれになった。
──マタイによる福音書1章16節


† † †

マタイ福音書がその冒頭に「系図」を置いているのは、マタイが旧約聖書を読むユダヤ人たちを読者として考えていたからでした。
旧約聖書にはメシア(救い主)はダビデの子孫から出る、と預言されていましたから、イエス・キリストはダビデの系図に連なっているという正当性から語ろうとしたのです。
しかし、よく見ると系図として成り立っていないのが面白いところです。
系図はヤコブ、ヨセフときて、次は「このヨセフからメシアと呼ばれるイエスが…」となるのが自然なはずですが、実際には夫ヨセフと婚約関係にあったマリアに、神様の聖霊がマリアに宿り、イエスが生まれることになりました。
人間の系図に神様が入り込んでくるという驚くべき出来事こそクリスマスなのです。
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」とヨハネは語ります。
クリスマスの出来事は、いつだって些細なことですれ違い、憎みあい、傷つけあってしまう人々を、その悲しみに決して留めてはおかれないという御心から、起こされたものだったのです。
いたるところで平和が失われている今日この時に、キリストがお生まれになったことの意味を、心にとめてまいりたいと思います。
(20231224週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。

2023年12月24日日曜日

主の降誕(クリスマス)主日礼拝。

本日12月24日は主の降誕(クリスマス)主日の礼拝でした。

松本教会は10時半より主日礼拝として、
長野教会は15時より聖餐礼拝として
両教会の礼拝が守られました。


数日前の予報では雪が積もるだろうか…という感じでしたが、当日は大変良い天気で両教会の礼拝が守られ、良かったです。

松本教会ではコロナ禍以降数年ぶりに持ち寄り料理による祝会も開くことができました。
また、長野教会にも久しぶりの方が多く来られ、聖餐の恵みとともに守られたこと、感謝します。
キリストの光は暗闇の中にこそ輝いている、そのことをおぼえつつ、私たちも自分自身を振り返りたいと思います。
平和が失われているこの世界の中で、一人一人が平和の礎として歩んでいくことができるようにと、祈りましょう。

*最新の説教動画は長野・松本教会Youtubeチャンネルの最新説教動画・再生リストよりご視聴できます。*

***


*今週の祈り*

平和の主なる神様。
あなたがイエス・キリストをこの世に遣わされた時、世はあなたを受け入れなかったと聖書は語ります。
それは、何千年経とうとも変わることのない、私たちの罪の現実です。
私たちの心にはいつもどこかに、自分さえ良ければよいという心が潜んでいます。
私たちが余裕をなくすとき、自分勝手になり、他の誰かをないがしろにしたり、尊ぶことができなくなってしまう心が、誰の心にもあります。
神様、あなたはそれを、私たちの罪と呼ばれました。
そして、その罪に私たちが向き合い、悔い改めていくことができるように、先んじてキリストの十字架によって、その罪を赦してくださいました。
神様、この世において失われた平和が取り戻されるために、この世に生きる一人ひとりの心に平和の灯を燃やしてください。
罪に支配され、平和を失わせている人のために、祈りを合わせることができるようにしてください。

神様、あなたがイエス・キリストとしてこの世にお生まれになったのは、私たちのうちにまことの平和をもたらしてくださるためでした。
それは、誰一人ないがしろにされることなく、すべての人があなたの御心と愛によって関わり合い、生きることができる平和な世界です。それをあなたは天の国と呼ばれます。
どうか天の国を、この世に来たらせてください。
いつの時代においても、キリストの言葉に耳を傾け、私たちの罪をあなたに赦され、平和を分かち合う者として、私たちを立たせてくださいますように。
世界中で起こり続ける戦争、私たちの身近に起こる悲惨な事件が、一つでも少なくなり、あなたから与えられた命の尊厳を踏みにじられる人が、一人でも少なくなりますように。

あなたがクリスマスのあの日、この世に来てくださったことを思い起こし、感謝いたします。
あなたはいつもみ言葉をもって私たちの歩みを振り返らせ、歩む先を示し、導いてくださるお方です。
どうか私たちに必要な時々において、あなたのみ言葉とその意味を示してください。
私たちの心に、平和の灯をともしつづけることができるように、あなたがともにいて、守ってくださいますように。






2023年12月20日水曜日

長野教会2023年度・クリスマス礼拝のご案内。

長野教会・12月のクリスマス礼拝のお知らせです。



★クリスマス礼拝★
12月25日(日) 15時00分~16時00分

どうぞどなたでもお越しください。
お待ちしています。

==お問い合わせ==
日本福音ルーテル長野教会
(上松4-29-7 ℡026-241-4006)

†会場の長野教会はこちら†
長野駅からアルピコ交通で「湯谷南」下車、徒歩2分です。


松本教会クリスマス礼拝・こどもクリスマスのご案内。

松本教会、12月のクリスマスイベントのお知らせです!



★こどもクリスマス★
12月23日(土)13時~15時
 キャンドルサービスや、
ポンポンでつくるクリスマスツリークラフトなどもあります!
参加費無料(礼拝での自由献金はあります)!
要申し込み・20日(水)までにご連絡ください。


★クリスマス礼拝★
12月24日(日)10時30分11時30分
今年はイヴが日曜日!
ロウソクの灯火に照らされながら
イエス・キリストの誕生をお祝いしましょう
※暗幕とカーテンで暗くします。


問い合わせ、お申し込みは以下にお願いいたします。

==問い合わせ・申し込み==
日本福音ルーテル松本教会
(宮渕1-4-9 ℡0263-33-5242)


†会場の松本教会はこちらです†


今週の黙想文(マタイ19:22)

青年はこの言葉を聞き、悲しみながら立ち去った。
──マタイによる福音書19章22節


† † †

ある青年がキリストに「永遠の生命を得るには」と尋ねています。
キリストは律法を守るようにと返しますが、青年はもっと詳しく聞きたがります。
そして満足そうに「そういうことはみな守ってきました」と言うのです。
しかしキリストが彼の豊富な財産を「貧しい人にすべて施し、律法を実行しなさい」というと、彼は悲しみながら帰っていきました。
このような問答からわかることは、彼は自分が神様の救いにふさわしい人間であることを認めてほしかったのでしょう。
しかし神様の救いとは、自分ひとりの救いだけを考える人にではなく、関わりあう隣人と自分の持っているものを分け合う人に与えられるものだとキリストは言われます。
誰かとの口論が終わらない時、お互いが自分の主張をぶつけ合うだけになっていることがあります。
「自分が良いか悪いか」ではなく「相手は何を求めているのか」に目を向けなければ、その争いは解決には向かっていきません。
神様が望まれている天の国の関係も同じだとキリストは言われます。
神様の救いを勝ち取るものではなく、分かち合うためにあることを心しつつ、悔い改めをもってみ言葉に聞いてまいりましょう。

(20231217週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。

2023年12月17日日曜日

待降節第3主日礼拝。

本日12月17日は待降節第3主日の礼拝でした。

松本教会は主日礼拝として、
長野教会は信徒礼拝として
両教会10時半より守られました。

いよいよ今週からは12月らしい厳しい寒さが始まりそうです。
牧師も車のタイヤをスタッドレスに換えなければと観念しています。
急激な気候の変化の多い時代ですが、どうぞお体には気を付けてお過ごしください。

来週はいよいよクリスマス!
今年は24日が日曜日のため、イヴ礼拝のキャンドルサービスと、日曜日のクリスマス礼拝を一つにし、クリスマスキャンドルサービスとします。
松本教会は10時半より、長野教会は15時より行われます。
午前中にクリスマス礼拝が行われる松本教会は暗幕を張って暗くしますので、明るいうちですが是非教会に足をお運びください。
皆様のお越しをお待ちしております。

*最新の説教動画は長野・松本教会Youtubeチャンネルの最新説教動画・再生リストよりご視聴できます。*

***


*今週の祈り*

み言葉であり、声である主なる神様。
あなたは世界の始まりから、呼びかける声として、私たちに関わってきてくださいました。
しかし旧約聖書が証しているように、私たちは、いつしかあなたの声に耳を閉ざし、自らの心にばかり耳を傾ける、そのような罪深さを抱えています。
だからこそあなたは、上から語り掛けられるのではなく、私たちの隣に立って、同じ目線で語ってくださるお方として、その姿を表してくださいました。
それは私たちに対する深い憐れみと愛のゆえであり、罪深い私たちに、それでも悔い改めてほしい、罪に陥り、知らぬうちに自分勝手になり、傷つけあわないでほしいという御心のゆえでありました。
主よ、キリストの誕生を備えるこの時に、改めて私たちはあなたに心を向け、み言葉に耳を傾けます。
あなたが語ってくださった全ての言葉は、あなたが私たちのために、今日語り掛けてくださっている生きたみ言葉であることを、信じさせてください。
私たちの心が私たち自身の願いや思いばかりでなく、あなたならどのように考え、どのように言葉をかけ、どのように歩むかを、私たちが考えていくことができますように。
その助けとして、あなたのみ言葉を、私たちに最も近しい友としての言葉として、親しんでいくことができますように。

どうかあなたがイエス・キリストを通して示された御心が、一人でも多くの人に示されますように。
世界のすべての人々に向けて願っておられる愛と赦しの世界が、少しでも広がっていくように、まず私たちが、キリストを真の友とし、キリストの言葉に支えられながら生きていくことができるように、強めてください。
私たちのすべての歩みが、あなたの御心にかなうものとなりますよう、私たちの信仰を強め、絶えずみ言葉に聞く歩みへと押し出してくださいますように。






2023年12月14日木曜日

次回17日・待降節第3主日礼拝のご案内。

次週2023年12月17日(日)は待降節第3主日の礼拝です。

松本教会、長野教会は
野口和音牧師の説教
「神は声」

と題して、
10時半より、
松本教会は主日礼拝として、
長野教会は信徒礼拝として行われます。


どうぞご自由にお越しください。

信徒の方で説教動画をご覧になりたい方は、週報記載のQRコードか、松本教会・長野教会YouTubeチャンネルをご覧ください。

† † †

神から遣わされた一人の人がいた。その名はヨハネである。彼は証しをするために来た。光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じるようになるためである。彼は光ではなく、光について証しをするために来た。 さて、ヨハネの証しはこうである。エルサレムのユダヤ人たちが、祭司やレビ人たちをヨハネのもとへ遣わして、「あなたは、どなたですか」と質問させたとき、彼は公言して隠さず、「わたしはメシアではない」と言い表した。彼らがまた、「では何ですか。あなたはエリヤですか」と尋ねると、ヨハネは、「違う」と言った。更に、「あなたは、あの預言者なのですか」と尋ねると、「そうではない」と答えた。そこで、彼らは言った。「それではいったい、だれなのです。わたしたちを遣わした人々に返事をしなければなりません。あなたは自分を何だと言うのですか。」ヨハネは、預言者イザヤの言葉を用いて言った。「わたしは荒れ野で叫ぶ声である。『主の道をまっすぐにせよ』と。」遣わされた人たちはファリサイ派に属していた。彼らがヨハネに尋ねて、「あなたはメシアでも、エリヤでも、またあの預言者でもないのに、なぜ、洗礼を授けるのですか」と言うと、ヨハネは答えた。「わたしは水で洗礼を授けるが、あなたがたの中には、あなたがたの知らない方がおられる。その人はわたしの後から来られる方で、わたしはその履物のひもを解く資格もない。」これは、ヨハネが洗礼を授けていたヨルダン川の向こう側、ベタニアでの出来事であった。

──ヨハネ福音書1章6-8,19-28節

2023年12月13日水曜日

今週の黙想文(ネヘミヤ9:2)

イスラエルの血筋の者は異民族との関係を一切断ち、
進み出て、自分たちの罪科と先祖の罪悪を告白した。
──ネヘミヤ記9章2節


† † †

ネヘミヤ記では、捕囚の民がエルサレムへと帰ってきています。
しかし神殿は打ち壊され、食べ物もなく、大変な状況でした。
しかし人々はこの惨状の原因が、自分たちの犯した罪の故であったことをよくわかっていました。
それゆえ人々は何よりも城壁と神殿の再建に力を注いだのです。
そうして人々が最初にしたことは「異民族との関係を一切断ち」、神様に悔い改めの祈りを捧げることでした。
ここに私たちの祈りの大切な要素があります。聖書が教える祈りとは本来、私たちが望めばいつだって、神様は二人きりになって聞いてくださるものであるということです。
私たちの心の底には、誰にも言えないたくさんの思いがあるかもしれません。言葉にしても仕方がないと飲み込んだ思いも、神様は二人きりで、吐き出させてくださいます。
そのような祈りこそ、私たちを希望に目を向けさせ、明日へと生かしていく支えになるのです。

(20231210週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。

2023年12月10日日曜日

待降節第2主日礼拝。

本日12月10日は待降節第2主日の礼拝でした。

松本教会は通信礼拝として、
長野教会は主日礼拝として
両教会10時半より守られました。

12月というのに暖かい日が続いていますね。
乾燥がひどく、インフルエンザも流行っていると聞きます。
また、暖かいのは今週までのようです。
本格的な冬に向けて、またキリストの誕生をお祝いするクリスマスにむけて、備えの時を過ごしてまいりましょう。

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*今週の祈り*

私たちの導きの主なる神様。
あなたのみ言葉は、ありとあらゆる人々にとって必要なものとして記されています。
私たちが若くても年老いても、元気でも病の中にあっても、順調な時も苦難の中にあっても、あなたのみ言葉はその時々に私たちに必要な気付きを与えてくれるものとして、いつも私たちに呼びかけています。
主よ、どうか私たちが聖書を開くとき、その時々において、私たちと出会ってください。
初めて出会った時のように、私たちにみ言葉を語ってくださり、私たちの心に、恵みと平安、悔い改めと赦し、慰めと導きをお与えください。
あなたがいつも私たちの隣におられ、導いてくださっていることを忘れがちな私たちですが、私たちが望めばいつでもあなたは私たちとかかわりを持ってくださいます。
祈りの言葉のすべてを受け止め、私たち自身を省みるようにと押し出し、気付きと新しい道を示してくださるお方です。
どうか私たちがあなたを必要とするとき、私たちの周りに起こるあらゆる出来事と、み言葉とをもって、御心のうちに応えてくださいますように。
私たちがあなたの応えを信仰をもって受け取っていくことができますように。
そしてあなたの御心を正しく受け取るために、イエス・キリストご自身の姿を何度でもみ言葉から追っていくことができますように、私たちの日々のうちに祈りの時を保ってください。
クリスマスが近づいていく中で、あなたがこの世にお生まれになったという希望に満ちた出来事が、全ての人の心を明るく照らす光として近づいてきますように。
心に孤独や不安を抱えている人、疲れている人、信仰が弱くなっていると感じている人に、どうかあなたが出会い直してくださり、慰め深いみ言葉をもって、その心を癒してください。
そしてあなたを信じる私たちを通して、かかわりあう誰かの心に、あなたの光を灯すことができるよう、用いてください。






2023年12月7日木曜日

次回10日・待降節第2主日の礼拝案内。

次週2023年12月10日(日)は待降節第2主日の礼拝です。

松本教会、長野教会は
野口和音牧師の説教
「ここから始まるあなたの物語」

と題して、
10時半より、
松本教会は通信礼拝として、
長野教会は主日礼拝として行われます。

どうぞご自由にお越しください。

信徒の方で説教動画をご覧になりたい方は、週報記載のQRコードか、松本教会・長野教会YouTubeチャンネルをご覧ください。

† † †

神の子イエス・キリストの福音の初め。 預言者イザヤの書にこう書いてある。「見よ、わたしはあなたより先に使者を遣わし、/あなたの道を準備させよう。荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、/その道筋をまっすぐにせよ。』」そのとおり、洗礼者ヨハネが荒れ野に現れて、罪の赦しを得させるために悔い改めの洗礼を宣べ伝えた。ユダヤの全地方とエルサレムの住民は皆、ヨハネのもとに来て、罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼を受けた。ヨハネはらくだの毛衣を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べていた。彼はこう宣べ伝えた。「わたしよりも優れた方が、後から来られる。わたしは、かがんでその方の履物のひもを解く値打ちもない。わたしは水であなたたちに洗礼を授けたが、その方は聖霊で洗礼をお授けになる。」


──マルコ福音書1章1-8節

2023年12月6日水曜日

今週の黙想文(ルカ1:38)

マリアは言った。
「わたしは主のはしためです。
お言葉どおり、この身に成りますように。」
──ルカによる福音書1章38節


† † †

私たちは自分の予想を超えた出来事が起きた時、それを誰かに分かち合いたいと願います。
しかし実際には、私たちは相手に自分の思いをぶつけるばかりで、相手の思いを受け取るということが難しい関わり合いになってしまうことも多いのではないでしょうか。
軽井沢教会の釣り広告に、このような文章がありました。
「大切なのは、伝え合うことではなく受け取り合うこと。分かったふりをせず、初めましてのような気持ちで、もう一度相手の気持ちに向き合ってみませんか。」
私たちは関わりあう相手に、また神様に対しても、このような気持ちで向き合いたいものだと思います。
マリアが天使からイエスの受胎を告げられた時、不安で仕方がなかったはずです。
もっと言いたいこともたくさんあったはずです。
でも、まずは神様の思いを受け取っていったのです。
神様は私たちの祈りと願いをいつも受け取ってくださっています。
なればこそ、私たちもまた神様の思いを受け取ってまいりたいと思います。
そこにこそ、神様が導いてくださる道が、開かれていくのです。

(20231203週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。

2023年12月3日日曜日

待降節第1主日礼拝。

本日12月3日は待降節第1主日の礼拝でした。

松本教会は聖餐礼拝として、
長野教会は信徒礼拝として
両教会10時半より守られました。

松本教会では2日にアドベントバザーが行われました。
例年のリース作りや今年はミニランチなどを提供し、賑わいました。
また、アドベントを感じていただく試みとして、クリスマスツリーを来場者の方にも飾っていただく体験もいたしました。
楽しんでいただいたみたいで何よりです。

外から松本教会のクリスマスツリーの
イルミネーションが見れます



*今週の祈り*

救いの主なる神様。
あなたは私たちのもとへ、イエス・キリストを遣わしてくださいました。
それは、あなたの御心が私たちに解き明かされ、あなたの救いの約束が確かに私たちに届けられるようにと願ってのことでした。
あなたのみ言葉は天地が滅びても決して滅びないほどに永遠であり、揺らぐことがありません。
み言葉は必ず実現すると約束してくださったキリストの言葉を信じ、委ね、私たちの信仰の支えとしてください。
私たちの信仰はもろく、弱く、揺らぎやすいものです。
だからこそあなたのみ言葉を私たちの中心に据え、あなたにいつも心を向け続ける、そのような信仰の歩みに立たせてください。
クリスマスを待ち望む待降節が始まりました。
あなたがこの世にお生まれになる時、既にあなたは全ての人の救いをご計画のうちに入れておられました。
それがどれだけの痛みと悲しみを追うことになるのかを、私たちは聖書のイエス・キリストの生涯から聞いてきました。
そのうえで、御子の誕生を、感謝と喜びをもって迎えることができるように、私たちが一層み言葉に聞き、キリストがこの世に来られるクリスマスと、終末の時を、待ち望むことができますように。

主よ、あなたが立てられたこの教会を祝福してください。
毎週の礼拝をもって、あなたのみ言葉を必要とする人々を招き、悔い改めと赦しをもって信仰を与えてください。
私たち一人一人の信仰の旅路の中で、あなたが共にあって導き、あなたの揺らぐことのない救いの約束に依って立ち続けることができるように、御心に委ねる信仰を保たせてください。
終末の時、あなたが全てを裁いてくださいます。
どうか私たちが誰かを裁きたいと願ってしまう時には、あなたに裁きをお委ねし、私たちを用いて、より良い戒めの言葉をもって、互いに悔い改めの時を分かち合うことができますように。
あなたに全てを委ねます。




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