2023年6月29日木曜日

次回7月2日・聖霊降臨後第5主日礼拝のご案内。

次週2023年7月2日(日)は聖霊降臨後第5主日の礼拝です。

松本教会・長野教会は
野口和音牧師の説教
「一杯の水を差しだす心を」

と題して、
松本教会は主日礼拝として、
長野教会は信徒礼拝として
両教会10時半より行われます。


どうぞご自由にお越しください。
信徒の方で説教動画をご覧になりたい方は、週報記載のQRコードか、松本教会・長野教会YouTubeチャンネルをご覧ください。

† † †

「あなたがたを受け入れる人は、わたしを受け入れ、わたしを受け入れる人は、わたしを遣わされた方を受け入れるのである。預言者を預言者として受け入れる人は、預言者と同じ報いを受け、正しい者を正しい者として受け入れる人は、正しい者と同じ報いを受ける。はっきり言っておく。わたしの弟子だという理由で、この小さな者の一人に、冷たい水一杯でも飲ませてくれる人は、必ずその報いを受ける。」

──マタイによる福音書10章40-42節

2023年6月28日水曜日

今週の黙想文(マタイ10:8)

ただで受けたのだから、ただで与えなさい。
──マタイによる福音書10章8節


† † †

「どうぞのいす」という絵本があります。
うさぎさんは「どうぞのいす」を造り、木の根元に置いておきました。
すると、ドングリをいっぱい担いだロバさんがやってきて「おや、なんて親切な椅子だろう」とドングリの入ったカゴを椅子の上において、眠ってしまいます。
するとクマさんがやってきて「ごちそうさま、『どうぞ』ならば遠慮なくいただきましょう」と全部ドングリを食べてしまいます。
「でもからっぽにしては、あとのひとにおきのどく」とクマさんは代わりにはちみつのびんをかごに入れていきました。
その後も様々な動物がやってきて「からっぽにしてはあとのひとにおきのどく」とほかの人のことを考えて、自分の持っているものを残していくという物語です。
キリストは弟子たちを遣わして福音を宣べ伝えさせるとき、自分たちが救われた福音は神様からの無償の恵みであることを強調しました。
その神様の恵みとはまさに「あとのひと」への寄り添いに他ならないことを、キリストご自身が証してくださいました。
私たちもキリストのように、私たちと関わる人々、特にこれから福音に与る人々のために、寄り添いと配慮、神様から受けた愛のふるまいに生きてまいりたいものです。

(20230625週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。

2023年6月25日日曜日

甲信地区講壇交換礼拝(聖霊降臨後第4主日礼拝)。

本日6月25日は聖霊降臨後第4主日の礼拝でした。
また、本日は甲信地区講壇交換礼拝として、
甲府教会・諏訪教会牧師の浅野直樹牧師にご奉仕いただきました。

松本教会は10時半より、
長野教会は15時より、
両教会主日礼拝にて守られました。

野口牧師は飯田教会にて礼拝奉仕を担当しました。



ルーテル教会甲信地区には、長野教会・松本教会・諏訪教会・甲府教会・飯田教会の5教会があります。
また、飯田教会には飯田ルーテル幼稚園があります。
それぞれ伝統・特色ある教会としてそれぞれの場所で礼拝が守られています。


甲府教会(クリックでHPに飛べます)


諏訪教会(クリックでHPに飛べます)

飯田教会(クリックでHPに飛べます)


甲信地区5教会の働きが守られ、また相互の交わりがこれからも深く保たれますように祈ります。


*今週の祈り*

宣教の主なる神様。
今日は数年ぶりに甲信地区の講壇交換礼拝が守られましたことを感謝いたします。
飯田教会、甲府教会、諏訪教会、松本教会、長野教会の甲信地区5教会が福音宣教のためにあなたによって建てられ、今日まで福音宣教の働きを守られてきたことをおぼえます。
そしてこれからも、あなたの御心の中にその働きを担うことができますようにと祈ります。
今日はそれぞれの牧師が召された教会を離れ、甲信地区にある別の教会において、礼拝奉仕の機会を与えられました。
御言葉を分かち合うことを通して与えられる交わりは、いつの時代においても最も深い交わりの一つです。
本日甲府教会・諏訪教会の礼拝奉仕を担っている朝比奈牧師、松本教会・長野教会の礼拝奉仕を担っている浅野直樹牧師が、それぞれの教会において無事に礼拝と交わりの時が守られ、また帰路においても守られますように。
飯田教会、飯田ルーテル幼稚園は、新しく園舎と礼拝堂を建て替えるという大きな節目の時にあります。
これからの宣教のため用いられるにふさわしい建物として整えられるよう、どうぞあなたが知恵をお貸しください。
多くの人の祈りとお支えがあり、また必要な手続きをが滞りなく済まされ、これからも無事に建築が進んでいきますように。
この甲信地区の5教会が、それぞれに課題を抱えています。
これから牧師の不足や教勢の低下など、私たちの力ではどうしようもできない課題が様々にのしかかってきています。
見通しのきかない歩みの中で、しかしそれでもあなたに望みを置き、祈りをもって全てをゆだねて今日までルーテル教会の歩みが続けられてきました。
私たちが自分の教会だけではなく、甲信地区の他の教会にも心を配り、祈り支えあうことによって、これからも宣教のわざを絶やすことのないように、主よ、私たちを導いてください。

***

*説教動画は長野・松本教会Youtubeチャンネルよりご視聴できます。*




2023年6月22日木曜日

次回25日・甲信地区講壇交換礼拝のご案内。

次週2023年6月25日(日)は聖霊降臨後第4主日の礼拝です。

当日は甲信地区講壇交換礼拝として守られます。
松本教会・長野教会は

浅野直樹牧師の説教
「誰を畏れるべきか」

と題して、
松本教会は10時半より、
長野教会は15時より
両教会主日礼拝として行われます。


どうぞご自由にお越しください。
野口牧師は飯田教会にて礼拝を行います。
なお、25日の礼拝動画は録画・公開されません。ご了承ください。

† † †

弟子は師にまさるものではなく、僕は主人にまさるものではない。弟子は師のように、僕は主人のようになれば、それで十分である。家の主人がベルゼブルと言われるのなら、その家族の者はもっとひどく言われることだろう。」 「人々を恐れてはならない。覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはないからである。わたしが暗闇であなたがたに言うことを、明るみで言いなさい。耳打ちされたことを、屋根の上で言い広めなさい。体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。二羽の雀が一アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽さえ、あなたがたの父のお許しがなければ、地に落ちることはない。あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。だから、恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。」 「だから、だれでも人々の前で自分をわたしの仲間であると言い表す者は、わたしも天の父の前で、その人をわたしの仲間であると言い表す。しかし、人々の前でわたしを知らないと言う者は、わたしも天の父の前で、その人を知らないと言う。」 「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。わたしは敵対させるために来たからである。人をその父に、/娘を母に、/嫁をしゅうとめに。こうして、自分の家族の者が敵となる。わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしくない。わたしよりも息子や娘を愛する者も、わたしにふさわしくない。また、自分の十字架を担ってわたしに従わない者は、わたしにふさわしくない。自分の命を得ようとする者は、それを失い、わたしのために命を失う者は、かえってそれを得るのである。」

──マタイ福音書10章24-39節

2023年6月21日水曜日

今週の黙想文(創11:4)

彼らは、「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。
そして、全地に散らされることのないようにしよう」と言った。
──創世記11章4節


† † †

人々がバベルの塔を建て始めた理由は「天まで届く塔」を建てて「有名になろう」というものでした。
原典を直訳すると、ここでは「天国に至る私たちの塔」を建てて「私たちの名前を造ろう」と記されています。
ここでの名前は神様の御名と同じ意味で使われていますから、人々が自らの力で天国に至り、自分も神様になって自分たちの名前を知らしめよう、という意味なのです。
そこには「私たち」という言葉が繰り返されています。

日本で何人の人が信号無視をしたら自分もしてしまうのかという研究があります。
自分の目の前で信号無視をしている人が多ければ多いほど、自分も無視していいと考える人が多くなるという結果でした。
一人では考えもしない罪の考えを持つ人が周りに多ければ多いほど、自分も流されやすくなってしまうという現実は今も昔も変わらないのかもしれません。

親しい誰かと別たれることは誰にとっても辛いことです。
だからこそイエス・キリストによって神の国が私たちに与えられました。
私たちを真に一つとしてくださる神様の思いにこそ立ってまいりたいものです。

(20230618週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。

2023年6月18日日曜日

聖霊降臨後第3主日礼拝。

本日6月18日は聖霊降臨後第3主日の礼拝でした。

野口和音牧師の説教により、
松本教会は主日礼拝として、
長野教会は信徒礼拝として、
両教会10時半から守られました。


今日は気温が30℃を超え、大変暑い日となりました。
季節の変わり目に、体調を崩された方もおられるかと思います。
体調第一に過ごしましょう。


いよいよ松本教会のあんずが収穫時期を迎えつつあります。
宣教においても収穫を用意してくださる神様に信頼しつつ、愛の関わりの内に過ごしたいと思います。

来週は甲信地区講壇交換礼拝となります。
甲府教会・諏訪教会牧師の浅野直樹牧師が松本教会・長野教会の礼拝を担当してくださいます。
野口牧師は飯田教会での礼拝となります。
どうぞおぼえてご参加ください。


*今週の祈り*

共感と癒しの主なる神様。
あなたはイエス・キリストを通して、すべての人を癒す主として来てくださいました。
私たち一人ひとりが、この世の歩みを進める中で、多くの重荷を抱えることがあります。
迷い、悩み、傷つき、一人では立ち上がることのできないときがあります。
しかし主よ、その様なときにこそ、あなたが撒いてくださった福音の種が芽吹き、私たちがあなたの寄り添いと励ましを受けていること、福音によって支えられていることを、知ることが出来ますように。
私たち一人ひとりがあなたによってどのように救われたのか、キリスト者として生きることの何が喜びであるのか、励ましであり、慰めであり、支えであるのかを見つめる時、あなたから収穫としての宣教へと送り出されていることをおぼえます。
私たちがあなたから受けた救いのゆえに、私たちもまた小さなキリストとして、その救いを求める誰かに、その慰めと喜びを分かち合い、その人を主の元に招くことが出来ますように、力づけてください。

人が余裕をなくす時、自分で自分を愛することが出来ないとき、いつもそれは誰かを傷つける力へと向かっていきます。
自分の周りの人々を傷つけ、また自分自身を否定する力として振るわれてしまいます。
主よ、私たち一人ひとりに命をお与えになったあなたこそが、誰よりも私たち一人ひとりの歩みを祝福し、喜びに満たそうとしておられます。
私たちがあなたの御心から外れようとするときにも、決してお見捨てにはならず、あらゆる機会を与えて、悔い改めるようにと教えて下さいます。
混迷する今日の世界の中で、あなたの救いを、それを必要とする人々へと届けてください。
そのために私たち一人ひとりを用いてください。
私たちが誰かの心に寄り添い、共感し、慰めと励ましをもって支え合うことが出来るように、日々の悔い改めをもって立たせてください。

***

*説教動画は長野・松本教会Youtubeチャンネルよりご視聴できます。*



2023年6月15日木曜日

次回18日・聖霊降臨後第3主日礼拝のご案内。

次週2023年6月18日(日)は聖霊降臨後第3主日の礼拝です。

野口和音牧師の説教
「癒しを届ける」

と題して、
松本教会は主日礼拝として、
長野教会は信徒礼拝として、
両教会10時半から行われます。


どうぞご自由にお越しください。
信徒の方で説教動画をご覧になりたい方は、週報記載のQRコードか、お手数ですが牧師までご連絡ください。

† † †

イエスは町や村を残らず回って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、ありとあらゆる病気や患いをいやされた。また、群衆が飼い主のいない羊のように弱り果て、打ちひしがれているのを見て、深く憐れまれた。そこで、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。」 イエスは十二人の弟子を呼び寄せ、汚れた霊に対する権能をお授けになった。汚れた霊を追い出し、あらゆる病気や患いをいやすためであった。十二使徒の名は次のとおりである。まずペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、フィリポとバルトロマイ、トマスと徴税人のマタイ、アルファイの子ヤコブとタダイ、熱心党のシモン、それにイエスを裏切ったイスカリオテのユダである。 イエスはこの十二人を派遣するにあたり、次のように命じられた。「異邦人の道に行ってはならない。また、サマリア人の町に入ってはならない。むしろ、イスラエルの家の失われた羊のところへ行きなさい。行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。病人をいやし、死者を生き返らせ、重い皮膚病を患っている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。ただで受けたのだから、ただで与えなさい。

──マタイ福音書9章35節-10章8節

2023年6月14日水曜日

今週の黙想文(マルコ10:47)

バルティマイという盲人が道端に座って物乞いをしていた。
ナザレのイエスだと聞くと、叫んで、
「ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんでください」と言い始めた。
──マルコによる福音書10章47節


† † †

弟子の一人のバルティマイという人は、元々盲人でした。
彼はキリストに出会うと、人々の強い制止にも関わらずキリストに救いを求めています。
キリストが彼を呼ぶと、まだ癒されてもいないのに「躍り上がってイエスのところに来た」と聖書は記しています。
キリストは彼を癒していきました。彼にとっては、キリストに出会ったこと自体が奇跡のような救いであったことがわかります。
仏教の言葉に「一眼の亀の、浮木の孔に値うがごとし」というものがあります。
目の見えない亀が海深くにおり、この亀は百年に一度だけ海面に顔を出します。
大海には穴が開いた浮木があり、大海を東へ西へと自由に流れています。
百年に一度だけ海面に顔を出す亀が、ちょうどこの浮木の穴から顔を出すチャンスはどれくらいのものかという意味の言葉です。
したがって、仏との出会いはそのような奇跡なのだということを教える言葉なのだそうです。
私たちにとって、キリストとの出会いもまた一つの奇跡です。
その奇跡に生かされて今日の私たちがあるのです。
バルティマイが受け、私たち一人ひとりにも与えられた奇跡の喜びを、私たちも今一度思い返しつつ、喜びの中にキリストに従ってまいりましょう。

(20230611週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。

2023年6月11日日曜日

聖霊降臨後第2主日礼拝。

本日6月11日は聖霊降臨後第2主日の礼拝でした。

野口和音牧師の説教により、
松本教会は通信礼拝として、
長野教会は主日礼拝として、
両教会10時半から守られました。


今日は雨の降る少し寒々しい日となりました。
今週は雨が続くようですね。足元に気を付けてお過ごしください

先々週を最後に、礼拝動画は教会ブログには掲載しないこととなりました。
松本・長野教会Youtube ( https://www.youtube.com/@user-ep8bo9nv6i )からチャンネル登録をしていただくと、トップページに最新の説教動画のみ表示されます。
牧師にご連絡いただければ説教動画の視聴リンクをお送りしますので、ご希望の方はお知らせください。
また、説教動画は週報記載のQRコードからも視聴できるようにいたします。


*今週の祈り*

愛と憐みの主なる神様。
あなたはわたしたちの罪をよくご存じです。
このように生きればよいというわかりやすい指針を、私たちはいつだって求めます。
ファリサイ派の人々が神様の御心を見失い、目の前の人を律法という型にはめて、救いにふさわしいかを判断してしまった姿は、私たちもまた陥りやすい罪の姿です。
私たちがあなたから聞いた御言葉に生きようとするときにおいても、自分の型にはめることなく、むしろあなたがそうされたように、関わりあう相手の心を中心に置いて愛を為していくことができますように。

主よ、あなたがお示しになられた神様の御心は、愛と憐みに満ちています。
わたしたち一人ひとりが、生きてきた歩みも、考えかたも感じ方も、価値観も違います。
その中にあって、愛と憐みはその違いを乗り越えて私たちを一つにするものです。
あなたが私たちを一人ひとり愛してくださったように、私たちもまた目の前にいる一人ひとりが抱えている悩み苦しみや求めに寄り添い、共に喜び、共に泣く友として、愛と憐みに満ちて共に歩んでいくことが出来ますように。
あなたの御心によってわたしたちの心を一つにしてください。

私たち一人一人が、あなたの御心と導きによって、あなたの御言葉を聞くものとされています。
どうか今日、解決できない悩みを抱えている人、言いようのない苦しみの中にいる人、自分ではどうしようもできない状況に縛られている人々のところに、私たちを愛に満たし、遣わしてください。
寂しさと孤独の中にいる人には寄り添いを、傷つき病を抱えている人には癒しをお与えください。
そして何よりも、あなたの愛にあふれる御言葉に触れたことのない人には、その機会が与えられますように。





2023年6月8日木曜日

次回11日・聖霊降臨後第2主日礼拝のご案内。

次週2023年6月11日(日)は聖霊降臨後第2主日の礼拝です。

野口和音牧師の説教
「御心の中心は憐れみと愛」

と題して、
松本教会は通信礼拝として、
長野教会は主日礼拝として、
両教会10時半から行われます。


どうぞご自由にお越しください。
牧師は長野におりますので、松本教会では別室はご用意できません
信徒の方で説教動画をご覧になりたい方は、週報記載のQRコードか、お手数ですが牧師までご連絡ください。

† † †

イエスはそこをたち、通りがかりに、マタイという人が収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。 イエスがその家で食事をしておられたときのことである。徴税人や罪人も大勢やって来て、イエスや弟子たちと同席していた。 ファリサイ派の人々はこれを見て、弟子たちに、「なぜ、あなたたちの先生は徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」と言った。 イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。 『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』とはどういう意味か、行って学びなさい。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」

イエスがこのようなことを話しておられると、ある指導者がそばに来て、ひれ伏して言った。「わたしの娘がたったいま死にました。でも、おいでになって手を置いてやってください。そうすれば、生き返るでしょう。」 そこで、イエスは立ち上がり、彼について行かれた。弟子たちも一緒だった。 すると、そこへ十二年間も患って出血が続いている女が近寄って来て、後ろからイエスの服の房に触れた。 「この方の服に触れさえすれば治してもらえる」と思ったからである。 イエスは振り向いて、彼女を見ながら言われた。「娘よ、元気になりなさい。あなたの信仰があなたを救った。」そのとき、彼女は治った。 イエスは指導者の家に行き、笛を吹く者たちや騒いでいる群衆を御覧になって、 言われた。「あちらへ行きなさい。少女は死んだのではない。眠っているのだ。」人々はイエスをあざ笑った。 群衆を外に出すと、イエスは家の中に入り、少女の手をお取りになった。すると、少女は起き上がった。 このうわさはその地方一帯に広まった。

──マタイ福音書9章9-12,18-26節

2023年6月7日水曜日

今週の黙想文(2コリ6:1)

神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。
──コリントの信徒への手紙 二 6章1節


† † †

ある本に、「人生の最後の瞬間に何をしているかを考えたことがありますか」という問いがありました。
その本には続けて、人生の最後に神様が現れて「あなたは生まれ変わって、もう一度同じ人生を過ごすことになるが、いいか」と問われたら何と答えるかとありました。
これに対する一番幸せな答えは「大変なこともたくさんありましたが、もう一度この人生で結構です」というものかもしれません。
パウロも大変な人生を歩みましたが、「わたしの恵みはあなたに十分である(12:9)」という御言葉を聞き、苦難の時にも支えられました。
一人ひとりの人生は神様の恵みに満たされています。
この人生で良いと言える信仰が与えられているのです。
生涯の終わりに神様の恵みに感謝できる人生を、今日から踏み出してまいりましょう。

(20230604週報記載)


……今週の黙想とは……


日曜日だけではなく、平日においても聖書の言葉に触れる機会として用いていただければ幸いです。
引用されているみ言葉だけでなく、聖書を開き、その前後や他の箇所を開いてみましょう。
そして、そこに生きていた人々に思いを馳せ、そこにあなたも生きていて、語りかけられているという気持ちで読んでみましょう。
自分はみ言葉を聞いてどのように感じたかを大切にし、ゆったりと考えてみてください。

あなたの日々がみ言葉によって豊かにされますように。

2023年6月5日月曜日

牧師エッセイ(2023年6月)

教会の庭にあんずの樹があり、毎年少なからず実をつけてくれます。
年によって大豊作の時もあれば、枝を見てもほとんど付いている実が見つからない年もあります。

昨年は大変な豊作だったため、今年はあまり実がつかないだろうなと思っていましたが、案の定パッと見た感じ、ほとんど実が見つかりませんでした。
これもまた神様からの恵みなのだから、そういう年もある、と、少し残念な気持ちを飲み込んでいました。
しかし別の日によくよく見てみると、手が届きそうな下側の枝にはあまり実が見つかりませんでしたが、樹の上の方、手の届かない天辺近くを見上げてみると、しっかり実がたくさん付いているのを見落としていたことがわかりました。
それを見つけた時、自分は神様の恵みを侮っていたことに気付かされました。

神様の恵みというのは、いつでも私たちの目の前に、見つけやすい形で与えられるものばかりではないのだと思います。
パウロもまた神様に「わたしの恵みはあなたに十分である。(2コリ12:9)」と諭されているように、私たちの目には見えなくとも、神様は天において確かにわたしたちのための恵みを用意してくださっているのです。
私たちは目に見えるものだけで神様の恵みが多い少ないと判断するのではなく、そのような神様に信頼することによって「十分な恵み」を感謝して受け取ることができるようになるのです。

昨年のあんず

2023年6月4日日曜日

【再掲】ひるカフェ+「おうちでできるご自愛薬膳」講座のご案内

 「ひるカフェ」が新しくなって戻ってきました!



コロナ禍により休会していた「ひるカフェ」に「+(プラス)」がついて復活です!


今回の「ひるカフェ+」は、
「おうちでできる ご自愛薬膳」と題して、
薬剤師・薬膳講師の中垣英美先生にお話していただきます。
身体の状態を把握し、体調を整える薬膳のお話、一緒に聴いてみませんか?


定員あり・要申し込みとなります。
6月10日(土)までに松本教会(Tel: 0263-33-5242) 牧師 野口までお申し込みください。
定員に達しましたので、申し込みは終了しました。
ありがとうございました。

†会場の松本教会はこちらです†

三位一体主日礼拝。

本日6月4日は三位一体主日の礼拝でした。

野口和音牧師の説教により、
松本教会は聖餐礼拝として、
長野教会は信徒礼拝として、
両教会10時半から守られました。



先週を最後に、礼拝動画は教会ブログには掲載しないこととなりました。
松本・長野教会Youtube ( https://www.youtube.com/@user-ep8bo9nv6i )からチャンネル登録をしていただくと、トップページに最新の説教動画のみ表示されます。
牧師にご連絡いただければ説教動画の視聴リンクをお送りしますので、ご希望の方はお知らせください。
また、説教動画は週報記載のQRコードからも視聴できるようにいたします。


*今週の祈り*

三位一体の主なる神様。
天の父なる神様、御子なるキリスト、聖霊なる神様。この三位が一体であり、唯一にして全能なる主なる神様のお姿であったことを、私たちは信じます。
そこには、わたしたちへの深い寄り添いと愛が表されていたことを、聖書は証しています。
主よ、私たち人間は、あなたがご覧になった通りに、罪深く、自分勝手で、悔い改めても繰り返し罪へと帰って行ってしまうような、弱い存在です。
しかし主よ、あなたはそれでも私たちが自ら悔い改め、立ち返ることを信じてくださっています。
そのためのみ言葉を語り、三位一体の姿をもって、私たちのうちにあなたの救いがすでに注がれ、隠されていることを、気付かせてくださいます。
この世の有様は、私たちの目から見ても「極めて良い」とは決して言えないような世界に見えます。
人々は孤独と不安の中にあり、上下関係や搾取が横行し、争いあうことでしか物事を決めることが出来ない、そのような重苦しい現実があります。
しかしそれでも、あなたが人と関わり始めたその日から、私たちの心が本当に求めることは変わっていません。
主よ、あなたが私たちと共に居てください。
私たちを救いへと導いてください。
私たちが悔い改めへと導かれ、あなたが予告してくださった神の国における関係性の内に一人ひとりを生かしてください。
愛と赦しといつくしみに満ちた関わりが、どうかあなたを信じて歩む私たち一人ひとりから、私たちと関わる人々へ、またさらに多くの人々へと広がっていきますように。
私たちをそのように、神の国の成就とあなたの御業のために、用いてください。
あなたが十字架に捧げられたキリストの体と血とをもって、わたしたちを誰かにとっての小さなキリストとして立たせ、愛と慈しみの業へと、押し出してください。
今日様々な事情により、ここに集うことのできなかった方々をおぼえ、祈ります。
病に苦しんでいる人には癒しを、孤独の中にある人には慰めを、疲れを覚えている人には平安と休息をお与えください。
ご自宅で祈りを合わせている人々の祈りが、私たちの祈りと一つとなって、聞き届けられますように。
特に、先日の台風により、被害にあった方々を覚えて祈ります。
土砂崩れなどの二次災害の危険もあると聞いています。
被害に遭った方々お一人お一人に、必要な助けが与えられますように。
また、あらゆる危険と不安の中にある方々に、主の守りと平安がありますように。





2023年6月1日木曜日

次回6月4日・三位一体主日礼拝のご案内。

次週2023年6月4日(日)は三位一体主日の礼拝です。

野口和音牧師の説教
「神様、わたしと一緒にいてください」

と題して、
松本教会は聖餐礼拝として、
長野教会は信徒礼拝として、
両教会10時半から行われます。


どうぞご自由にお越しください。
信徒の方で説教動画をご覧になりたい方は、週報記載のQRコードか、お手数ですが牧師までご連絡ください。

† † †

さて、十一人の弟子たちはガリラヤに行き、イエスが指示しておかれた山に登った。そして、イエスに会い、ひれ伏した。しかし、疑う者もいた。イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」

──マタイ福音書28章16-20節